2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(北海道日本ハム) (2/2ページ)

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名護のブルペンで見たとき、投げると同時に三塁方向に体が少し流れ、投球も全体的に高いと思った。しかし、ボールが重い。また、スライダー系の変化球も投げていたが、ボールの回転数が多いのだろう。ブルペン捕手のミットからストレートと変わらない捕球音が響いていた。パワータイプの左腕であり、技巧派の加藤、キレで勝負する上原とも異なるタイプだった。

 先発ローテーションだが、有原、昨季新人王の高梨裕稔、昨季7勝の加藤、実績のあるメンドーサは当確だろう。残り2議席の争いは上原とエスコバーの両左腕が一歩リード、巨人退団後に米マイナー球団を渡り歩いた村田透(31)、成長株の石川直也(20)、斎藤佑樹(28)がそれを追い掛けている。WBCに招集された増井浩俊の救援再転向を首脳陣が認めたそうだが、それも納得できる激しい先発争いが展開されていた。

 二刀流・大谷翔平(22)だが、投手としての調整はかなり遅れている。2月下旬になっても傾斜面での投球練習はしていない。短い距離のダッシュ練習を見る限り、足の故障は感じさせなかったが、栗山監督の性格を考えると、今季前半は先発枠から外すくらい、慎重な調整をさせてくるのではないだろうか。

 1日のオープン戦で俊足堅守の内野手として入団した松本剛(23)が左翼に入り、新人の森山恵佑(22)が右翼を守っていた。左バッターの森山のパワーは各球団スカウトも認めていたが、2打席目に逆方向のレフトへの二塁打を放っており、外野の定位置争いに食い込んでくる期待が持てた。俊足の松本を外野で使ったのもそうだが、陽岱鋼の抜けた穴を単に岡大海をはめるのではなく、若手数人も実戦テストし、開幕直前までレギュラーを競わせるつもりでいるようだ。大谷の出遅れは気になるが、投打ともに若手の底上げは確実に進んでいる。(了)

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