【プロ野球】メジャー通算51勝。41歳・大家友和がナックルボーラーとしてメジャー再挑戦! カムバックなるか? (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■オリオールズとマイナー契約へ

 横浜退団後、大家は居場所を求めて日米の独立リーグを回る。昨年はBCリーグの福島ホープスでプレー。磨き上げてきたナックルボールを武器に7勝4敗と結果を残した。

 自信をつけた大家は、昨年秋にアメリカでテストを受け、オリオールズ関係者の目に留まる。マイナー契約ではあるが、アメリカで再挑戦する資格を得たのだ。

 年末年始は地元の京都で自主トレを行い、2月に渡米し、マイナーのキャンプに参加。ブルペンだけでなく、2月末には打撃練習にも登板するなど、調子を上げている。

■メジャーには42歳のナックルボーラーがいる

 メジャーには、2012年のサイ・ヤング賞を獲得したR.A.ディッキー(ブレーブス)、2016年は13勝を挙げたスティーブン・ライト(レッドソックス)といったナックルボールを決め球にしている現役投手がいる。ライトは32歳だが、ディッキーは42歳で、日本風に言えば大家よりも学年がひとつ上だ。

 ナックルボールの球速は、通常のストレートよりもかなり遅く、ディッキーでも120キロ程度。それでも無回転で不規則に変化するため、バッターは芯でとらえるのが難しい。大家は110キロ程度で、ここからさらに球速を上げられるかもポイントとなる。

 2014年にも、大家はブルージェイズのスプリングキャンプに招待選手として参加したが、開幕を待たずに解雇されている。日米で多くの球団を渡り歩いたベテラン右腕が、ナックルボールというファイナルウェポンを身につけ、カムバックできるかどうか。

 かの地での登録名「Tomo Ohka」がメジャーのスタジアムでコールされれば、これほどの快挙はない。

(※写真は2011年、横浜時代のもの)

文=藤山剣(ふじやま・けん)

【関連記事】
「【プロ野球】メジャー通算51勝。41歳・大家友和がナックルボーラーとしてメジャー再挑戦! カムバックなるか?」のページです。デイリーニュースオンラインは、大家友和野球太郎プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る