アナ雪で猛非難を浴びるフジテレビが『めちゃイケ』継続発表で物議に

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アナ雪で猛非難を浴びるフジテレビが『めちゃイケ』継続発表で物議に
アナ雪で猛非難を浴びるフジテレビが『めちゃイケ』継続発表で物議に

 平均視聴率19.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)の高視聴率をマークした3月4日放送のディズニー映画『アナと雪の女王』(フジテレビ系、以下同)に非難が相次いだ。そんな最中に実施されたフジテレビの4月改編記者発表では、低迷する番組に対する世間の打ち切り予想を覆して小幅改編を発表。物議を醸している。

■『アナ雪』高視聴率19.7%もまさかの非難だらけ

 かつて一世を風靡し、アカデミー長編アニメーション映画賞を受賞した『アナ雪』。フジテレビで地上波初放送され、結果は平均視聴率19.7%と高い数字をマークした。

 しかし巷では「20%超えではないのか」「ただノーカット放送するだけだったら20%はラクに超えたのでは」と非難だらけ。翌5日の人気バラエティ『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が記録した21.1%に匹敵する好数字にそぐわぬ低評価と相次いだ。

 放送直後から問題視されているのがエンディングの特別映像だ。一般視聴者や自局のアナウンサー、芸能人が『アナ雪』の人気劇中歌『レット・イット・ゴー~ありのままで~』を歌う特別映像を展開。一般視聴者が「余韻さめちゃう」「エンディングダサ過ぎて見ててこっちが恥ずかしくなった」と不満をぶちまけ、デーブ・スペクター(62)も「地上波初放送された映画『アナと雪の女王』のエンディングシーンはありのままではなかった」とツイート。さらにはフジを非難する『アナ雪』のパロディイラストを作る者まで登場した。こうした様子は、多くのメディアで取り上げられた。

 またスポーツ紙『デイリースポーツ』(株式会社デイリースポーツ)は6日、今回の騒動でフジに電話で19件、ネットから200件の批判が届いたことを報道。合わせて肯定的な意見もあったとフジ広報のコメントも掲載している。

 フジは『アナ雪』騒動が冷めやらぬ3月6日、奇しくも4月改編記者発表を実施。会見上では低迷する『フルタチさん』や『めちゃ×2イケてるッ!』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』、『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』、『ユアタイム』などが軒並み継続されることが発表された。

 また4月からスタートする月9ドラマ『貴族探偵』に関してフジ側は、「命がけで楽しいドラマを作りたい」「起死回生を図りたい」などと強い決意をにじませている。

 世間やメディアの数多の打ち切り予想を覆して小幅改編を発表したフジに対し、SNSやネット掲示板では「テコ入れしろよ」「昔のドラマ延々再放送した方が視聴率取れる」「世の中のニーズにもっと耳を傾けようよ!」とキツい意見が飛んでいる。

「今回の小幅改編は、単なる企画不足のようにも思えた。ジリ貧からくる安定志向の感触が見え隠れしている。低迷のイメージが世間に浸透し、タレント・役者の起用含め、各所の人材不足に拍車がかからなければいいが」(報道関係者)

 なかなか低迷から抜け出せないフジ。復活のきっかけとなるヒット番組が今春以降生まれるのか。はたまた苦しい時期はまだ続くのか。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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