西内まりやの月9ドラマが最低視聴率を更新でも”絶賛の声”の怪現象

デイリーニュースオンライン

『突然ですが、明日結婚します』公式サイトより
『突然ですが、明日結婚します』公式サイトより

 月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)で、初の主演を演じる歌手で女優の西内まりや(23)に暗雲がたちこめている。同ドラマは当初、ロックバンド・flumpoolの山村隆太(32)初の俳優出演作ということで話題を呼んだ。西内も海外留学を予定していたが月9ドラマ主演のオファーを優先し、留学を先延ばしにしてこの大役に挑んだというのだが……。

「注目を集めはしたものの、肝心の視聴率は回を重ねる毎に低迷していきました。1話目は8.5%でしたが、5話目になると月9ドラマ史上最低となる6.2%を叩き出します。その時点でかなり話題になっていましたが、6話目はその数字を下回る5.0%という結果でさらに記録を更新。番組の内容よりも、視聴率が話題になるという悪循環に陥っていました」(スポーツ紙記者)

 これまで主演でさしたる実績がなかった西内が月9で大抜擢されたのには、フジテレビならではの裏事情があるようだ。元々フジテレビの月9と言えば、『ロングバケーション』(1993年4月期)や『HERO』(2001年1月期)など数々のヒットドラマを生み出した時間帯。しかし、過去の栄光も空しく最近では視聴率が低迷し、人気の役者にオファーを出しても断わられることが多くなり、そんな中で女優としてまだ場数の少ない西内に白羽の矢が立った経緯がある。そんな西内には一部で擁護の声が上がっているという。

■一部からは視聴率低迷を擁護する声も浮上

 奇妙なことに最低視聴率を叩き出すと同ドラマを擁護する記事が散見されるようになった。それはなぜなのか。

10〜20代の若い女性が、視聴率には反映されない録画で視聴し、支持しているようなのです。西内はモデルとして若い女性に絶大な支持を得て、そこから女優や歌手として芸能活動の幅を広げていきました。そんな彼女を目当てにドラマを見る層は、確実に存在しているのです。ただ裏を返せば、10代、20代の女性層以外には共感されていない。月9といえばフジテレビのドラマ看板枠。その枠で放送される番組が、一部の層にしか受け入れられていないということ自体に危機感を覚える必要があるのは確かでしょう」(前出・記者)

 今後視聴率が下がり続けることがあれば、西内は日本を離れるために保留になっていた海外留学を決行するのではないかという噂も広がっている。視聴率に現れないその人気を、残りの放送回でどう反映させていくのか。フジテレビの対応力に注目してみるのも、またおもしろいのかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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