迷惑千万?和田アキ子がノンスタ井上に連日の”激励電話”をかけたワケ

昨年12月にひき逃げ事件を起こし、3月7日に涙の記者会見に臨んだお笑いコンビ「NON STYLE(ノンスタイル)」の井上裕介(37)。会見では謝罪に終始する一方で、和田アキ子(66)から「(謹慎中は)毎日お電話をいただきました」と明かした。一見すると後輩思いな和田アキ子の“漢気”エピソードのようだが、芸能関係者の見方は異なるようだ。
「和田は後輩に電話をかけて、上から目線で説教を垂れるのが大好き。特に酔っぱらうとその傾向が強い。宴会中の酒のつまみ代わりに井上に電話を入れて、面倒見の良い先輩気分に浸っていたこともあったようです」
和田は1月にも、お笑い芸人の狩野英孝(35)が淫行騒動を起こして当面の活動停止を発表したことを受け、生番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)の放送中、共演する出川哲朗(53)に対して狩野に電話を入れるよう要求。嫌がる出川に無理矢理に電話をかけさせたことで、「パワハラだ」との非難を浴びた。
「批判を受けた和田は、『放送前に出川に言い渡していた』などと理由にならない言い訳に終始。自身の行為を正当化しましたが、案の定、火に油を注ぐ結果となっています」(スポーツ紙記者)
この他にも、歌舞伎役者が携帯電話の番号・アドレスを変えた際、和田は連絡がなかったことに公然と『おまかせ!』で不満を露わにし、「大事な人には教えとかんと」などと電話への過剰な執着を示したこともあった。
■視聴率稼ぎに、復帰一発目の起用を狙う?
ただ、今回の井上への電話の背景には、和田の電話魔以外の理由もあるという。
「和田としては井上に恩を売り、復帰一発目のテレビ出演として『おまかせ!』に出させたかった狙いもあるでしょう。視聴率は十分に見込めるうえ、改めての謝罪の場をセッティングすれば視聴率も期待できる」(キー局局員)
実際、事務所の後輩のあびる優(30)が窃盗犯だった過去を告白して謹慎し、テレビ復帰した初回の番組は『アッコにおまかせ!』だった。後輩の不祥事をネタに、電話攻勢で存在感をアピールしたがる和田。電話を使った乱暴狼藉は止まりそうにない。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。