イングランドが横綱相撲で、最終節を前にシックスネーションズ2連覇達成! (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

49分には、ジョセフのトイメンに立ちやられていたスコットランドのCTBヒュー・ジョーンズが、近場の肉弾戦でジョセフにブチかまし、力でねじ込むトライ。だが、「取られたらすぐに取り返す」が、この日のイングランド。56分には、負傷明けで途中出場となったNO8ビリー・ヴニポラが、密集を押し込みトライ。スコットランドも負けじと68分にジョーンズがこの日2本目のトライを決めるが、71分とロスタイムにSHダニー・ケアが2トライを挙げ、61-21でイングランドの圧勝。

 前日に行われたウェールズ対アイルランド戦でアイルランドが2敗目を喫したため、1敗チームが消滅し、これまで全勝のイングランドが最終節を残して優勝を決め、シックスネーションズ2連覇を達成。しかしながら、勝って兜の緒を締めるとはこのことだろうか。試合後のインタビューで、ジョーンズ ヘッドコーチは顔を引き締めた。

 「今の私の頭の中は、来週のアイルランド戦のことでいっぱいです。2年連続グランドスラム(全勝優勝)が我々の目標です。今日の勝利でオールブラックスの記録に並ぶ18連勝とか騒ぐ人もいるかも知れませんが、そんなことは今はどうでもいい。とにかく、来週アイルランドを倒し、2年連続グランドスラムを達成することしか考えていません。選手たちには、一生に一度のチャンスだと思え、と言っています」

 初戦のフランス、2戦目のウェールズと、試合を通して出来が悪いながらも、なんとか後半で逆転し、薄氷を履むが如しのスタートとなったイングランド。3戦目ではイタリアの奇襲に足もとがぐらつく場面も見られた。その後、2週間のブレークの間に、前半戦の課題をキッチリと克服。4戦目のスコットランドを盤石の態勢で叩き潰すあたり、稀代の名将、エディー・ジョーンズの手腕が伺える。歴史的快挙とも言える、2年連続のグランドスラムに向け、死角は見当たらない。

(文:竹鼻 智)
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