結婚を意識して就職先を選んだ新社会人は40.0% 「勤務地」選びに恋人が影響【新社会人白書2017】

フレッシャーズ

人生のライフイベントである「結婚」。ある一定の年齢になると大学時代の友人などまわりの人が結婚をし始める「結婚ラッシュ」もあり意識する人も多いでしょう。結婚相手として、大学時代に付き合っていた人を選んだという話もよく聞きます。中には就活の時点から結婚を意識していたという人も。では今年の新社会人の中には、結婚を意識して就職先を選んだという人はどのくらいいるのでしょうか?
そこでフレッシャーズ編集部では、これから新社会人になる内定を獲得した大学4年生に、就職先を選ぶときに結婚も意識したかどうか調査をしました。


■就職先を選ぶとき将来の結婚について考えて選びましたか?

はい 211人(40.0%)
いいえ 317人(60.0%)

新社会人の40.0%がなんらか結婚を意識して就職先を選んだと回答していました。そして60.0%の人は「いいえ」という結果に。理由についても聞いてみました。

■将来の結婚を考えて就職先を選んだ理由・そのポイントを教えてください。

●恋人がいる地域で選んだ

・東京で彼氏がいるから実家には帰らない(女性/22歳/大学4年生)
・地元に残って今の彼氏と一緒にいたい(女性/23歳/大学4年生)
・今の彼女と結婚したいから、地元じゃない場所に就職した(男性/23歳/大学4年生)
・彼氏と離れないように転勤がない仕事にした(女性/22歳/大学4年生)

●結婚したあともうまく働けるか

・結婚して子どもができても仕事が続けられるように、そういった制度が整っているかどうかをチェックした(女性/22歳/大学4年生)
・男女比が半々で、誰に言っても恥ずかしくない会社にした(男性/22歳/大学4年生)
・育休制度がありそれを使っている人がいるかどうか調べた(女性/23歳/大学4年生)
・福利厚生が整っていて、ワークライフバランスがしっかりしている企業のほうが子育ての負担を半々にすることができるから(女性/22歳/大学4年生)

●転勤が少ないかどうか

・結婚をして、住居の多少の異動があっても勤められるか否かが気になった(女性/22歳/大学4年生)
・転勤が多いかどうかは気にした(男性/22歳/大学4年生)
・転勤がない会社にすることで、付き合いを続けやすいと思った(女性/22歳/大学4年生)
・転勤が多かったりするのは無理だと思うし、融通が聞く、理解がある会社の方がいいと思ったから(女性/24歳/大学院生)

●その他

・将来配偶者に不安を覚えさせないような安定した大企業(男性/23歳/大学院生)
・収入が安定しているところをえらんだ(女性/22歳/大学4年生)
・高級取りと結婚したかったから(女性/22歳/大学4年生)
・ある程度の収入と社会的地位があった方が結婚にたどり着きやすいと思ったため(女性/22歳/大学4年生)

「今の恋人と結婚を意識しているから」という理由が多く、そのため「恋人が住んでいる勤務地」限定で就職先を探したという声がありました。このような意見は男性より、女性からよくあがっていました。また就活中に恋人がいなかった新社会人からは将来の結婚・子育てを考えて、制度がしっかり整っているかどうかを確認したという意見も。将来の結婚相手を安心させるために収入面を意識したという人も。

次に考えなかったという新社会人の意見を聞いてみました。

■将来の結婚は考えずに就職先を選んだ理由を教えてください。

●結婚をまだリアルに考えていないから

・そこまで考える必要がなかったから(女性/22歳/大学4年生)
・結婚はまだ先だから(女性/22歳/大学4年生)
・今はそこまで考える時期じゃないと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・さすがにまだ先のことだから考えていなかった(女性/22歳/大学4年生)

●そもそも結婚に積極的ではないから

・結婚する気がないから(女性/22歳/大学4年生)
・結婚にあまり強いこだわりがないから(女性/22歳/大学4年生)
・結婚願望がそもそもない(女性/24歳/大学院生)
・結婚したいと思わないから(女性/22歳/大学4年生)

●その他

・やりたい仕事で探したから(女性/22歳/大学4年生)
・転職してから考えようと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・なるようになると思うから(女性/22歳/大学4年生)
・相手がいないから(男性/24歳/大学院生)

結婚を意識して就活をしなかった6割の新社会人からの理由としては「まだ結婚をリアルに考えれない」「まずは自分のやりたかった仕事を」という意見がありました。22歳や24歳の新社会人、まだまだ結婚を現実的には考えられない年齢なのも無理ないでしょう。

約4割の人が結婚を意識して就活をしていたとわかった今回の調査。得に女性新社会人から「意識した」という声が多くあがっていました。一方で6割の新社会人からは「まずは仕事を」という意見が聞こえました。

文●ロックスター金谷

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年2月
調査人数:今春から社会人になる大学生男女528人(男性217人、女性311人)

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