171cmの西岡が211cmのカルロビッチ倒し、地元ファンも喝采 [BNPパリバ・オープン] (2/2ページ)
これまでツアー記録の1万1801本のエースを叩き出し、サービスキープ率でも歴代ナンバーワンのカルロビッチだが、同時にダブルフォールトの数もツアー最多の1試合平均5.2本という面もある。このところの3大会で連続して初戦敗退という結果で自信を失いかけているせいかもしれないが、その欠点が露呈した。1ゲームで2つのダブルフォールトをおかしたケースは3度。そして西岡はその3ゲームすべてでブレークに成功した。何もしないで4ポイントのうち2ポイントももらえばブレークはたやすいと思われるかもしれないが、カルロビッチのサービス力を思えばその勝負強さは大したものだ。
予選で敗れながらラッキールーザーで本戦入りした大会で、シードを破って3回戦まで駒を進めたことも勝負強さの表れだろう。
「僕はもうすでに負けたので、これ以上負ける心配はしなくていい」
オンコートでは英語のインタビューでそう言ってスタンドの笑いを誘い、記者会見では試合後の握手について「全然、顔は見えなかった。僕の目線は彼の腰くらいだったので(笑)」とジョークまじりに話した。
3回戦の相手は第13シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)。一昨年の全仏オープンでストレート負けしたが、「あのときほど一方的にはならないんじゃないかと思っている」と確かな自信を覗かせた。
(テニスマガジン/ライター◎山口奈緒美)