「留年」にピンと来た学生は必見! 経験者が語る留年体験記<留年の原因編>【学生記者】

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こんにちは、千葉大学理学部のライサンです!

3月といえば卒業式。私もいよいよ長かった大学生活も終わりを迎えます。この記事を書いているときに卒業決定の通知が来ました。「5年間、実に長かった(泣)」感慨に浸っているとふと思いつきました。「そもそもなぜ留年したんだっけ?」と。

考えるまでもなく、直接の原因は単純なものです。「学業をサボったゆえの単位不足」。しかし、ここで終わってはなにも生まれません。今回はその原因の原因まで考えてみました。「なぜ単位が足りなくなるほど学業をサボってしまったのか」……これを考えてみると、3つの原因が見えてきました。

1.挫折

そもそも浪人して大学に入っただけに、勉強をがんばるという感覚がなかったわけではありません。むしろ、「自分は勉強できる」という自信があったと思います。しかし、入学した初めての授業でさっそく事件は起きます。「抜き打ち小テスト0点」……浮かれ切ってる入学直後、みんなそれぞれまともに点を取る中、なすすべなく0点。ショックと挫折など言い訳でしかないのですが、このとき私は、「あ、俺はできないやつなんだ」と思ってしまいました。

しかし、少しはがんばってみようと思っていた1年の夏にまたも事件が起こります。「内職していた秀才にテスト惨敗」……自分は必死に点を取ろうと授業からまじめに勉強していたのに、内職していた秀才にテストで惨敗してしまいました。衝撃を受けた私は「がんばったって勝てないならもう」とすっかり努力しない言い訳を見つけてしまったのです。

2.孤立

挫折して勉強しない言い訳を見つけた私は、だんだんと授業もサボるようになっていくように。きちんと授業に出ている友達にノートを見せてもらったり、板書を写すことすら辞めてしまいまいした。すると、だんだん申し訳なさが募るようになり、「まじめに勉強している人に迷惑をかけてしまう」と思うように。そんな感情から友達と距離ができるようになってしまいました。テスト前も友達には頼りずらくなってしまい、授業も一人で受ける。かといって勉強をがんばろうとも思えない。悪循環に陥り、単位を落とし続けてしまいました。

3.両立失敗

体育会のサッカー部に所属していた私は、3年時には主将を務めるほど活動にのめりこんでいました。一方で、「自分にはサッカーがあるから勉強は仕方ない」というような逃げの言い訳にしてしまった面があります。勉強から逃げていても、サッカーをがんばることでその現実から目をそらしていました。大学の部活は高校の部活と違い、先生の目などもないためそれに気づいてくれる人がいない環境です。自分で自分を律することができなかったために、最後はいい加減なタイミングで部活も辞めることになってしまいました。

まとめ

私が留年してしまったのは、勉強から逃げてしまったことが原因でした。今回、なぜ勉強から逃げたのか?を考えることで自分の弱さと向き合うことができました。また、改めて、周囲の人々の支えに感謝したいなと思います。地元の親友たち。居候させてくれた叔父さん夫婦。学費を稼ぐ手助けをしてくれた叔父さん、叔母さん、いとこ。人はくじけてしまうこともありますが、やはりその原因について考え、改めようとすることが大切だと思います。がんばっていれば、きっとあなたの周りにも手助けをしてくれる人たちが現れるでしょう。

文・ライサン

「「留年」にピンと来た学生は必見! 経験者が語る留年体験記<留年の原因編>【学生記者】」のページです。デイリーニュースオンラインは、学生ライター留年部活・サークル勉強カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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