10代カップルに多い“デートDV” もし被害を受けたらどうする? (2/2ページ)

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デートDVとなる行為例
暴力、暴言
・殴る、蹴るなどの暴行
・「死ね」「デブ」などの暴言

性的暴力
・性行為を強要する
・避妊に協力してくれず妊娠してしまう
・裸や性行為の写真を要求する
・裸にされ外に出される

経済的暴力
・経済的な自由を許さない
・お金の要求

行動の制限
・メールの返事が遅いと怒る
・異性と話をしないと約束させられる
・友人関係を制限する
・「LINE(ライン)」のチェック

《参照》
毎日新聞 「デートDV暴言や暴力…被害者は男子生徒、女子の倍以上」
毎日新聞 「デートDV経験10代女性の44% NPO広域調査」 デートDVにみられる特徴
加害者
■ 相手を自分の思い通りになる存在と思っている
■ 相手を自分より弱いもの、従うべきと思っている
■ 暴力や嫌がらせをして相手を支配しないと不安である
■ 相手と対等な関係を結べない

被害者
■ 自己肯定感が低く、自己評価が低い
■ 相手が暴力をふるうのは自分が悪いからだと思う
■ 自分がしっかりして相手の意に沿うようにすればよいのだと思う
■ 相手が暴力をふるうのは私を信頼し必要としているからだ、相手は私がいないとだめだと思う

加害者・被害者共通
■ 両親や知人カップルが、不平等でゆがんだ男女関係を持っているのを目撃したことがあることが多い

DVに見られるサイクル
一般的にDV加害者と被害者は、周期的に関係性が以下のように変化し繰り返すと言われています。

1. ピリピリした雰囲気が増してくる
2. 怒りが積もり積もって爆発し暴力が起こる
3. 加害者が謝罪し、もう二度としないと誓うハネムーン期

デートDVが若い世代に多いのはなぜ?
10代から20代ですとまだ人間関係の経験が浅く、相手との適切な距離の取り方や、相手の気持ちになってどんなことが嫌なのか、どこからが踏み込み過ぎなのかを推測する能力が未熟だからではないかと考えられます。 デートDVの被害を受けた場合の対処
危険を感じた場合はその場から逃げ、警察や周囲の人に助けを求めることが大切です。暴力が合った場合は病院に受診し、診断書の作成をしてもらってください。

その後、自治体などの相談センターや支援センターに連絡し相談しましょう。インターネットで「○○市 DV 相談」などで検索すると連絡先が出てきます。

わからない場合は警察や住んでいる地区の役所に聞いてみてください。 パートナー同士が行うべき心構え
自分の行動が相手に恐怖感や嫌悪感を与えていないか、相手といて感情のコントロールが難しくなることはないか考えましょう。

相手からの行動に恐怖を感じるようであれば、自分が変わればよいと考えるのではなく、勇気をもって関係を断ち切り、距離を置くことも必要です。 医療現場におけるデートDVの課題
怪我をして病院に受診される患者さんの中には、本人が申告される怪我の状況、原因と、怪我の状態が一致せず、暴力を振るわれたのではないかと思われることもありますし、また、特に隠し立てせず「交際相手に殴られました」とおっしゃる方もおられます。

医師は児童虐待については、発見したり疑いを持った時点で児童相談所への通告が義務付けられていますが、それ以外の暴力については被害者本人の同意がなければ警察に通報したりすることはできません。

ケースワーカーが勤務している時間帯であれば、ゆっくり話をして可能なサポートについて説明することもできるのですが、なかなか踏み込んで支援するところまではいかないのが現状です。 あなたのパートナーは大丈夫?デートDVセルフチェック
□ 相手との関係に緊張感がある
□ 相手を怖い・不愉快と思うことがある
□ 相手と対等な関係ではないと思う
□ 気分によって態度が変化し、優しい時と嫌な時の差が極端
□ 相手は○○して当然であると考える

最後に医師から一言
被害者が勇気をもって、医師や医療スタッフに「助けてください」と言っていただけるなら、できることはあります。

パートナーからの暴力で病院を受診される際には頭に置いておいてください。

(監修:Doctors Me 医師)
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