結婚したら専業主婦になりたい新社会人女性は22.0%! 経済的に「共働きがいい」という人が多数【新社会人白書2017】

フレッシャーズ

女性の社会進出が進んだ日本では結婚してからの女性の働き方も人それぞれ。そのまま正社員で働き続ける人もいれば、派遣やパート・アルバイトなどに働くスタイルを変える人もいるでしょう。また中には仕事を辞めて専業主婦になることも。母親が専業主婦だという家庭も多い新社会人ですが、専業主婦になりたいと思う新社会人女性はどのくらいいるのでしょうか?
そこでフレッシャーズ編集部では、これから新社会人になる内定を獲得した大学4年生の女子に、結婚したら専業主婦になりたいかどうかについて調査をしました。

■あなたは結婚したら、仕事を辞めて専業主婦になりたいと思いますか?




なりたい 56人(22.0%)
なりたくない 199人(78.0%)


22.0%の新社会人女性が「専業主婦になりたい」と回答していました。また78.0%の人は「なんらか働きたい」という結果に。それぞれの理由も聞いてみました。

■結婚したら、仕事を辞めて専業主婦になりたいと思う理由を教えてください。

●家庭のことも仕事も両立は難しそうだから

・仕事もしていたら疲れそうだから(23歳/大学4年生)
・家庭のこともやるなら仕事はできないと思う(22歳/大学4年生)
・家のこともするなら家のことだけをしたい(24歳/大学院生)
・家事をして1日が終わってしまうと思うから(22歳/大学4年生)

●憧れていたから

・母親が専業主婦で、母親の生活の仕方に憧れている(22歳/大学4年生)
・昔から専業主婦になりたかったから(22歳/大学4年生)
・幼いころから家に母親がいるのがうれしかったから(22歳/大学4年生)
・専業主婦になるのが憧れだったから(23歳/大学4年生)

●育児・家事に専念したい

・家事に専念したい(22歳/大学4年生)
・子どもがいない間は働いてもよいと思っているが、子どもができたら子育てに専念したい(24歳/大学院生)
・子どもがある程度大きくなるまでは育児に専念したいから(22歳/大学4年生)
・家事や育児が完璧な母親になりたいから(25歳/大学院生)

●その他

・お昼に友人とランチに行きたい(22歳/大学4年生)
・子ども成長見守りたい(23歳/大学4年生)
・家でぐーたらする時間もほしいから(24歳/大学院生)
・自由な時間ができるから(22歳/大学4年生)
・家事や子育てを余裕を持ってしたいから(22歳/大学4年生)

専業主婦になりたいという女性新社会人からは「仕事と家事の両立が難しそうだから」「育児・家事に専念したいから」という声がよくあがっていました。また幼い頃から専業主婦だった母親を見ていたり、「専業主婦に憧れている」という新社会人女性も多いことがわかりました。

一方で働きたいという新社会人女性の理由も聞いてみました。

■結婚しても、専業主婦になりたいと思わない理由を教えてください

●キャリアのことを考えると……

・取りたい資格があって就活をしたので(22歳/大学4年生)
・社会のつながりがなくなると、キャリアの面で信頼がなくなると思う(22歳/大学4年生)
・職歴が止まるのがこわい(22歳/大学4年生)
・なんの仕事しているのか聞かれて答えられないのが嫌だから(22歳/大学4年生)
・もし離婚したら履歴書が真っ白だから(24歳/大学4年生)

●収入面の心配

・今は一人の収入でやっていける時代ではない(24歳/大学4年生)
・働かないと生活できないと思うので(22歳/大学4年生)
・今時共働きでないと厳しいと思う(20歳/短大・専門学校生)
・収入が足りないと思ったから(25歳/大学4年生)

●母・嫁としてではなく……

・家庭以外にも自分の居場所がほしいから(27歳/大学4年生)
・いろんな面を持っている自分でいたいから(22歳/大学4年生)
・自分のアイデンティティを誰かの妻や誰かのお母さんというだけにしたくないから(22歳/大学4年生)
・働きながら家庭を持つのがこれから普通になると思うし、自分も働きたいと思っているので(23歳/大学4年生)

●その他

・大変だろうが仕事と育児を両立したいと思う(23歳/大学4年生)
・仕事もして育児もして息抜きしたい(22歳/大学4年生)
・暇になりそうで、ストレスたまりそう。適度に働いていたい(22歳/大学院生)
・印象として世界が狭いような気がするから(20歳/短大・専門学校生)
・仕事も家庭も両立できる人になりたいと思うし、そのような人にすごく憧れるから(22歳/大学4年生)

理由としてあげっていたのがやはり「収入が心配だから」という意見。共働きの家庭も増えている中、夫だけの稼ぎだけでは心配との声があがっていました。また「お母さん、奥さんとして以外の自分の居場所がほしい」という声も。

約8割の新社会人女性は専業主婦ではなく、なにかしら働いていきたい意見が多くありました。収入を心配する声が多く聞こえましたが、中には「お母さんや奥さんとしてではない自分がほしい」との声も。共働きに積極的な新社会人女性が多いようです。

文●ロックスター

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年2月
調査人数:今春から社会人になる女子大生255人

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