侍ジャパンを勝利に導いた山田哲人と内川聖一の起用法 (2/2ページ)

まいじつ

リリーフ登板を待機をしている藤浪と岡田に関しては、取材陣のあいだで「本調子ではない」の情報も交錯している。

そんな小久保監督の心を晴らしたのが、内川聖一と山田哲人だった。

今大会ではプロ野球のシーズンと違い、打撃でチームへの貢献が光るラッキーボーイ的な存在の小林誠司。その小林は、この試合でも2安打を放っている。だが、同点で一死一三塁の勝ち越しの場面で迎えた小林の打席に、代打で登場したのが内川だった。今大会に“代打の切り札”として招集された内川は、この期待に応えて犠飛を放ち、ベテランらしくきっちりと仕事を果たして見せた。

そして、その内川の打席の直後に勝利を決定づけたのが山田だ。2試合連続で一番打者から外れていた山田だったが、小久保監督はこの試合で山田の打順を再び一番に戻していた。その理由をこう語っていた。

「打撃練習でよかったから」

その小久保采配は的中する。山田は先頭打者本塁打に加え、内川の勝ち越し打のあとには2点本塁打を放ってみせた。

気がかりな投手起用

キューバ戦を終えて、侍ジャパンは2次ラウンドで2勝。次戦のイスラエル戦に勝てば、2次ラウンド1位通過が決まる。イスラエル戦で負けた場合は、オランダ対キューバの試合結果次第で、イスラエル、オランダ、日本が2勝1敗で並ぶ可能性があり。そうなると、敗退もしくはプレーオフとなる。

「試合後ですが、権藤博投手コーチが試合を締めくくった牧田和久に近寄り、そのままベンチ裏に連れ出して何か話し込んでいました。時間にして1分程度でしたが、牧田が歓喜の和に戻るまでちょっと難しい表情をしていました」(関係者)

プレーオフはイスラエル戦の翌日に行われる。もし侍ジャパンがプレーオフを戦うことになった場合、キューバ戦から数えて3日連続の試合になる。WBCでは投手の3連投が禁じられており、2連投とした投手は3日目の試合に出場ができない。キューバ戦で侍ジャパンは6投手を登板させている。

決勝ラウンド進出が決まるまでは、決して油断のできない状況が続く。

【画像】

siiixth / PIXTA(ピクスタ)

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