花にもいろいろあるけれど、 1地域でしか見られない希少な9種の花
世界には約40万種の顕花植物が存在しており、日々新種が発見されている。中には生育条件が特殊だったり、生息域が減少していることから、あるいはその両方のために、特に珍しいものもある。
ここで紹介する9種の花はどれも比較的限られた場所にしか自生しない。専門家の尽力があっても、その場所以外でお目にかかれることは滅多にない。
・1. コキア・コオケイ(学名:Kokia cookei)
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落葉性の木で世界で最も希少な植物の1つである。1860年代に発見されたとき、世界中でわずか3本しか存在が知られていなかった。
いずれもハワイ、モロカイ島西部の低地にのみ自生していた。今日では他の植物と接ぎ木されたものしか存在しない。
・2. シレネ・トメントサ(学名:Silene tomentosa)

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ジブラルタル・キャンピオン(Gibraltar Campion)とも呼ばれ、非常に希少。ジブラルタルにしか自生しておらず、30センチくらいの高さにピンク・白・藤色の花を咲かせる。
1994年に絶滅したと考えられていたが、アッパーロック自然保護区でいくつか残っていることが判明。現在、野生種を見ることができるのはここだけだが、栽培されたものならアラメダ庭園にもある。
・3. ヒスイカズラ(学名:Strongylodon macrobotrys)

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木のようなつる植物で、青緑色の花を咲かせる。フィリピンのルソン島・ミンドロ島・カタンドゥアネス島の熱帯雨林でしか見ることができない。イングランド、キューガーデンでその栽培に成功しているが、熱帯雨林の破壊により生息地は危機に瀕している。
・4. ショクダイオオコンニャク(学名:Amorphophallus titanum)

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2~10年に一度だけ咲く”死体花”については以前にもお伝えしたが、花が咲くとき、死体のような強烈な腐臭を放つ。西スマトラ島の熱帯雨林の固有種である。今では世界各地の植物園や研究施設で開花時期になると盛大なお披露目が行われる。
・5. カロコルトゥス・ケルヌウス(学名:Calochortus cernuus)

ユリ科の植物。メキシコ、モレロス州テポストゥラン周辺の丘にしか自生しない。30センチほどに成長し、濃い茶色と紫の花をてっぺんから垂れ下がるように咲かせる。
・6. クリアンツス・プニケウス(学名:Clianthus puniceus)

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ニュージーランドの固有種。印象的な赤い花の形状から、”オウムの嘴”や”ロブスターのハサミ”と呼ばれる。絶滅が危惧されており、わずか200本が北島に点在するのみである。実物を見てみたければ、テ・ウレウェラ国立公園に行くといい。
・7. ゲノプレシウム・プルモスム(学名:Genoplesium plumosum)

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ランの仲間で、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州サザンテーブルランズの数か所でしか知られていない。夏の終わりから秋にかけて1か月しか開花しないため、見つけることは難しいだろう。
自生地にヨーロッパからウサギが持ち込まれたことが原因で、2008年にはおよそ250本しか現存しないと推定された。それでもモートン国立公園で数本見ることができる。
・8. エリカ・アビエティナ(学名:Erica abietina)

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南アフリカ、ケープタウンを見下ろすテーブルマウンテンの固有種。赤やピンクの花を大量に咲かせ、7種の亜種が存在する。いずれも絶滅が危惧される。
・9. ラフレシア・レオナルディ(学名:Rafflesia leonardi)

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フィリピン北部に自生する全寄生植物。2005年に一度だけルソン島北東部で発見された。花粉を運んでくれるハエを引き寄せるために死体のような腐臭を放つことから、”死体花”と呼ばれる。
ツーリストに人気で、一帯の自然保護のシンボルとなっている。日本でラフレシアと言えば、大抵の場合、世界最大の花ラフレシア・アルノルディイ(Rafflesia arnoldii)を指すが、この仲間である。また同属のラフレシア・フィリッペンシス(Rafflesia philippensis)もフィリピン、バナハオ山にしか自生しない。
/ translated hiroching / edited by parumo