「仕事を2年も休めない」働く女性の産まない決断は認められるのか? (3/3ページ)
そもそもこれまでの日本だと、異常なまでに女性は結婚して家のことをするのが当たり前!と思われていたし、女性が働くことそのものが“卑しい”と考えられていた時代もあったほどです。
それが最近は、結婚しても働き続ける女性はもちろん、子供を産んでからも、会社の福利厚生を利用しつつバランスをとりながら働いている女性も多い。管理職をされている方のインタビュー記事もよく目にします。
ただ私がアラサー女子として思うのは、「結婚しない・子供を産まない生き方」というのは全くといっていいほど認められていない、ということ。
女性は必ず結婚をして、子供を産まなければいけないという法律があるのなら問題ですが、そういうわけではありません。それにも関わらず、あまりに「結婚していないこと」「子供を産まないこと」を低く見られる機会が多いというように感じます。
もちろんそういう生き方を認めてくれ!と大声をあげたいわけではありません。ただ、もう少し理解する人がいてくれてもいいのではないかな、と思うのです。
今回のビッチちゃんは、30代後半になっても子供を産まないことに対して、親戚の男性から「母親のためにやりたいことを2年我慢して、子供を産め」と言われたそうです。
その男性の言い分もよくわかります。ですが、その我慢は決して2年だけではないはず。子供は生きているのだから、いつから仕事を再開できるということは確実ではありません。
それに、子供を産んだあとに、それ以前と同じ仕事ができるという保証はありません。所属する組織の問題だけでなく、その人自身の適性という部分でも、です。
例えば、「出産後に体質が変わってハードワークに耐えられなくなった」とか「育児と仕事のふたつのことを頑張ることに精神的に追い込まれてしまった」とか。こういうネガティブなことは考えれば尽きません。
それとは反対に、子供を産んでからいかに幸せを感じるかも、母親の皆さんからしてみれば語り尽くせないかもしれません。
そう思うと、悩めるアラサー女子に何よりも必要なのは、「仕事」か「出産」を選びとる覚悟なのかもしれませんね。
文・田口桃子
女性向け動画サイトGIRL’S CHプロデューサー。女性メディアDOKUJOで「となりのビッチちゃん」連載中。性に対して前向きな女性を「ビッチちゃん」と呼び、普段あまり取り上げられない彼女たちのライフスタイルを世に広めることで日本のタブーに挑戦している。「となりのビッチちゃん Vol.1 – 女性向け動画サイトプロデューサーが語る、女子の最新「夜事情」とは?」
(ライター/田口桃子)