アスタリスクの平塚事件!?:瀬名あゆむ連載87 (3/5ページ)
月に何十本ってステージをやるけど、1回でもグダグダのステージやってしまうと、「Asteriskはダメ!」って烙印押されかねいからね。たった1回でもね。
にこ なので、もう必死で全部自分たちで変更部分考えて、ギリギリまで猛練習しました。
夢乃 でも……。すみません、結局、私、間に合わなかったんです!
瀬名 それでステージはどうだった?
あいみ とにかく無我夢中でやりました。もう頭真っ白になるくらい。
にこ それでもうまくできたとは思えなかったんですけど、観客の方たちは拍手してくれて。あと、終った後、高校生の男の子が「今日初めて観ましたけどすごい良かったです! 感動しました! サインください!」って言ってくれて……。
あいみ なんか「完全じゃないものをお見せしてごめんなさい」って気持ちと、でも「ありがとう、感動してくれて」って気持ちがごちゃまぜになって……。
にこ 私たちも感動してたよね。
夢乃 で、私が到着したのはちょうどそのときで……。
瀬名 ぷぷっ!(笑) ちょっと笑っちゃった(笑) 不謹慎だね、ごめん。でもさ、そんなステージを敢えて第3位に選んだのは?
にこ それまでも、ひとつひとつのステージを大切にしよう、絶対手を抜いちゃいけないって頭ではわかってたんです。でもあの日の平塚で、身体でも理解できたように思えたからです。
あいみ あと、こう言うのもあれなんですけど、すっごい度胸がつきました。泣きそうだったけど、どうにかやれたなって。 夢乃 私は……もう二度と寝坊しないと……心に誓いました。
瀬名 ぷぷっ(笑)、
夢乃 瀬名さん、ちょっとヒドい……。