育児疲れでもう限界…頑張りすぎているママたちに送る4つの解消法

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待望の赤ちゃんを産んだのに、 育児に疲れてしまってノイローゼ気味になってしまったりしていませんか。

育児疲れの問題を抱えるお母さんも多くいらっしゃるかと思いますが、どのように克服すれば良いのでしょうか。

今回は育児疲れの背景や原因、懸念される疾患や、解消法などを医師に解説をしていただきました。

育児疲れの背景
実際にその立場になってみないと、自覚する機会がなかなかない場合がありますが、子どもを産んで育てるというのは本当に大変なことです。

育児疲れの背景として、以下のような要因が考えられます。

核家族化
現代では核家族であったり、周囲に手助けをしてくれる人がいないケースでは、お父さん、お母さんの肩に休みない育児の大変な重労働が重くのしかかることになります。

情報が容易に収集できる
子どもは元気であればよい、といったような考え方から、例えば離乳食などもこれを何g食べさせ、おむつ外しはいつごろまでに行うといった情報が現在は容易に手に入ります。

少しでも情報から外れたり、一項目遅れがみられたりすると、個人差の範囲のことでも非常に不安になって精神的に 疲労してしまうお父さん、お母さんが多くいらっしゃいます。

社会的にまだ母親の負担が大きい
社会的に、特にお母さんに育児において多大な負担を期待する傾向もまだ強いようです。

お父さんは仕事などで夜遅くまで帰ってこず、あまりの育児の大変さ、誰にも相談できない孤独感に絶望して、強い疲労を感じるお母さんも多いと思います。

その他
仕事を持っていて両立に苦労していたり、シングルペアレントの家庭なども数多くあります。 育児疲れに陥る原因
自分一人ですべてを行わないといけない
24時間、人のお世話をするのは本当に大変なことですが、具合が悪い日も、心配事がある日もすべて自分でしなくてはいけないのはつらいことです。

相談相手がいない
大変な日々が続いても、話を聞いてくれたり、痛みを分かち合える人がいれば少しは楽になりますが、それもないと本当にやるせなくなります。

完璧主義
すべてがこうでなくてはならない、完璧な母親になろうなどと思い詰めると、子育てはそのようには決して進まないことから イライラし、 ストレスがたまる原因になります。

産後疲れ、ホルモンの影響
出産自体本当に大変なことで、産後は体が疲れたまま育児に突入することになりますし、さらにホルモンのバランスが急激に変化します。

ホルモンバランスの変化によって、気持ちが落ち込みやすくなったり、細かいことが異常に気になったり、イライラするケースも見られます。

育児疲れの症状
■ 疲れがたまっているのに眠れない
■ 常時イライラする
■ 疲れが取れない
■ もの悲しくなることが多く自然に涙が出てくることがある
■ 食欲がない 育児疲れを放っておくと懸念される疾患
うつ病
気分の落ち込みや、意欲の低下などがみられます。

特に責任感が強く、几帳面なお母さんが うつ病になりやすいと考えられています。

不眠症
夜泣きなどによる不規則な睡眠により、 不眠症を発症することも考えられます。

体が正常機能しなくなり、 めまい吐き気など引き起こしてしまう場合もあるので注意しましょう。

不安障害
常時落ち着かず、漠然とした不安が付きまとうことがあり、過度のストレス、 不眠症が起因する場合もあります。

また、努力家、完璧主義、などの性格も 不安障害の要因を作る一つと言われています。

育児疲れの解消法
完壁を求めない
特に、頑張りすぎる傾向があるお母さんに関しては、完璧な育児はないことを肝に銘じるようにしましょう。

一人の時間を作る
お父さんやご実家に預かってもらうでもいいですし、一時的な託児所利用などもよいので、定期的に自分のための時間を確保しましょう。

周囲に助けを求める
借りられるところは人の手を借りるようにして、体力や精神力を温存するようにすることが一つのポイントになります。

ご家族はもちろん、疲れがたまってきたら保育所の利用なども検討してみてください。

人と話す
人と会って育児の話、あるいは育児と無関係な趣味の話などをするだけでも気持ちがまぎれ、楽になることがあります。 育児疲れを相談出来る場所
精神科や、あるいは市町村や区の窓口などで、子育ての悩みや心のケアに関する相談窓口を設けている場合があります。 1人で抱え込んでませんか?育児疲れセルフチェック
□ 気持ちが落ち込み、意欲がわかない
□ 自然に涙が出てくる
□ 食欲がわかない、あるいは逆に異常に食べてばかりいる
□ 疲れているのに眠れない
□ イライラし、子どもを含め周囲に当たってしまうことがある

最後に医師から一言
育児疲れは本当に大変な問題だと思います。

おかしいなと思ったら、周囲やプロの助けを迷わず求めるようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)
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