春夏デートの失敗は、「ファッション」だけではない! 意外な場所のムレにご用心 女子が一緒に歩きたくないファッション1位は「ショートパンツ」 (9/11ページ)

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◇ 男性の気になるニオイ、バクテリアによる汗の分解やアンダーヘアに絡まる汚れがその発生源に!

男性はニオイを気にする方が多いですね。汗というのは「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類から出るのですが、陰部には「アポクリン腺」が多く、このアポクリン腺から出るたんぱく質がバクテリアに分解されるとアンモニアのニオイなど、イヤなニオイが出やすくなるのです。また、太もものつけねには皮脂が出る腺がありますが、ここも加齢臭のもととなるノネナールが出やすくなります。さらに日本人は外国人と比較して陰部の毛がしっかりしていて長いので、排せつ物が絡まったりするため、これもニオイの発生源に。陰部はもともと、ニオイの発生しやすいスポットなのです。

◇ 洗っておけば大丈夫、ではない! アスリートの間や、欧米では「アンダーヘアのトリミング」が常識

こまめに洗って清潔にしておけばいいのではないかという方もいると思います。しかし、皮膚にいる常在菌は悪いニオイのもとになるものもいれば、皮膚を守るいい菌もいるのです。この菌を落とさないようにするためには、短く切ってお手入れすることが望ましいですね。人によりますがレーザー脱毛では色素の濃い部分を狙って細胞を破壊するため、陰部の色素沈着部分にレーザーが当たってしまうことによるトラブルもあるため、注意が必要です。また、水泳選手などアスリートの方はトリミングしている人が多いです。欧米では「アンダーヘアのトリミング」は一般的な習慣。「なぜ日本人は行なっていないの?」と思われるほど。「ムレ」が気になる人はぜひ気軽に実践してほしいですね。

鈴木 稚子(すずき わかこ)-皮膚科医・用賀ヒルサイドクリニック院長-
東京慈恵会医科大学医学部を卒業。同大学病院皮膚科を経て、2000年用賀ヒルサイドクリニックを開院。アンチエイジングを特に専門とし、皮膚などの見た目だけでなく体の内側の内臓機能・運動機能など全般のアンチエイジングを研究。そのため、スポーツ専門医も取得して研究を行っている。
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