未来のイクメン候補! 「育児休暇をとりたい」と思う男性新社会人は71.7%【新社会人白書2017】
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働く女性社会人にとっては大切な会社の制度である「育児休暇」。最近では女性だけではなく、男性が取得することも増えてきていることが話題になっています。「イクメン」という言葉が生まれるほど、育児に積極的な男性も増えていますよね。実際に春からの男性新社会人は、もし自分の子どもができたら育児休暇をとりたいと思っている人はどのくらいいるのでしょうか?
そこでフレッシャーズ編集部では、これから新社会人になる内定を獲得した男子大学4年生に育児休暇の取得の有無について調査をしました。
■結婚して、奥さんが妊娠・出産したら育児休暇をとりたいと思いますか?
はい 104人(71.7%)
いいえ 41人(28.3%)
男性新社会人の71.7%が自分に子どもが産まれたら「育児休暇をとりたい」と回答していました。育児に積極的なほうが多いようです。自分の奥さんをサポートしたいという声も。それぞれの理由を聞いてみました。
■育児休暇をとりたいと思う
●負担を減らしたい
・奥さんだけに育児の負担を押し付けたくないから(22歳/大学4年生)
・奥さんは出産で大変な経験をしているため、少しでも負担を減らしてあげたいから(22歳/大学4年生)
・取れる休暇はとって貢献したいから(24歳/大学院生)
・奥さんだけに育児の負担を押し付けたくないから(24歳/大学4年生)
●育児をしてみたい
・自分も子育てへ積極的に関わりたいから(22歳/大学4年生)
・育児を経験してみたい(21歳/大学4年生)
・子育ては2人でしたいから(22歳/大学4年生)
●苦労は共有すべき
・苦労は共有したいため(24歳/大学院生)
・奥さんのサポートをしたい(22歳/大学4年生)
・とれるなら取得し、夫婦で協力し合い育てていきたい(22歳/大学4年生)
・協力していきたいから(22歳/大学4年生)
●その他
・そのときにしかできないものがありそう(22歳/大学4年生)
・できるなら取得し、夫婦で協力し合い育てていきたい(22歳/大学4年生)
・共働きだった場合、妻の育児休暇期間を半分にできるから(24歳/大学院生)
・負担を掛け過ぎず、分散してやっていきたいと思っているから(22歳/大学4年生)
「奥さんだけの負担にしたくないから」「育児をしてみたい」という子育てに積極的な意見が聞けました。自分の奥さんにだけ負担をかけるのではなく、協力して子育てしたいと思う新社会人が多いようです。
■育児休暇はとらないと思う
●復帰するのが難しそう
・育児休暇を取ったら、会社に完全復帰するのが難しいから(25歳/大学院生)
・奥さんだけに負担はかけたくないが、仕事に影響が出そうなのでできれば休みたくない(24歳/大学院生)
・出世などに響きそうだから(24歳/大学院生)
・戻ってきたときのポジションが確約されてないと思う(24歳/大学4年生)
●そもそも育児休暇が取れなさそう
・実際に育児休暇を取るのは難しそうだから(24歳/大学院生)
・育児休暇がとれるとは思わない(22歳/大学4年生)
・取りやすい状況ではなさそうだから(25歳/大学4年生)
・育児休暇をとりたくても会社の環境が整ってないので難しそうだから(23歳/その他)
●その他
・仕事はできる限り穴を開けたくないから(27歳/大学院生)
・家庭の柱として稼ぐことを優先すると思うから(22歳/大学3年生)
・たとえ子どもができても男は働くのが道理だと思うから(24歳/大学院生)
・育児休暇をとれるほどいい立場ではないだろうから(21歳/大学4年生)
「育児休暇をとらない」と回答していた新社会人からは、そもそも男性が育児休暇を取れる制度が会社に整っているのかどうかわからない、という声が多くありました。世間のイメージから「男性は育児休暇をとりにくそう」と思っている人もよく見られました。育児休暇を取れなくても、奥さんをサポートしていきたいという意見も。
71.7%という多くの新社会人が「育児休暇をとりたい」と考え、育児に積極的なことがわかった今回の調査。子育てを奥さんにだけに任せっきりにせず、自分も協力していきたいという未来の「イクメン」の声が多数聞けました。一方で世間一般のイメージから「育児休暇を男性がとるのは厳しいのでは?」と不安視する新社会人も中にはいました。
文●ロックスター小島
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年2月
調査人数:今春から社会人になる男子学生145人