引退した木村沙織と対照的な道を歩むベテラン栗原恵 (2/2ページ)

まいじつ

「怪我と復帰を繰り返していたため、心が折れたときもあったでしょう。しかし、好きなバレーを続ける苦しみも知り、バレーを続けることのできる喜びを知って、とことんやってやろうと考えるようになりました」(所属チーム関係者)

年齢とともに後輩に譲らなければならない場面も出てきた現状に不満を抱き、移籍を考えたこともあったという。だが、“期待される役割を”という責任感が勝り、現在に至った。

「所属する日立リヴァーレの松田明彦監督は『全盛期に近い』と評していました」(同・関係者)

ベテランになれば背負うものも多くなり、難しい役どころも強いられる。それを乗り越える達成感が、いまの栗原の喜びになっているという。木村のように潔く引退する選択にも勇気がいるが、現役を続けることにも困難は多い。

木村の引退によって女子バレーボール界が揺れていた今年1月、栗原は通算230試合出場を果たし、Vリーグ栄誉賞の資格を得た。栗原の現役はどこまで続くだろうか。

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Ishadow / PIXTA(ピクスタ)

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