地形からピラミッドまで、高精度ドローン用レーザースキャナ『TDOT』【ジャパン・ドローン2017】 (1/2ページ)

FUTURUS

地形からピラミッドまで、高精度ドローン用レーザースキャナ『TDOT』【ジャパン・ドローン2017】

撮影:平塚直樹

土木建築における測量の分野でも活用が始まっているドローン。中でも、最近注目されているのがレーザーによる測量だ。

測量は従来、作業員が足で行っているのが一般的だった。街中でもたまに、1人がポールを持ち、もう1人が写真を撮影する光景をみかけた事があると思う。

それに対し、レーザースキャナを搭載したドローンを使えば、より短時間に、より高精度な地形データを取得することが可能。測量の現場では、作業時間の短縮化と効率化などを目的にドローン+レーザースキャナの導入が検討され始めている。

そんな注目のレーザースキャナの中で国内初のドローン用モデル、しかも小型機体にも搭載可能なコンパクト化を実現したのが『TDOT』だ。

撮影:平塚直樹

3月23日〜3月25日に千葉県・幕張メッセで開催された「ジャパン・ドローン2017」では、その高性能レーザースキャナの実機が登場。DJI製ドローン『MATRICE 600 PRO』とのコンビネーションも発表された。普段あまり知ることがない、ドローン測量の最先端をちょっとだけ紹介しよう。


■ ピラミッドも3D計測

『TDOT』を開発したのは、大阪のアミューズワンセルフ。産業用ドローンの製作やソフトの開発などを多岐に手掛ける企業だ。

この企業はなんと、エジプトのピラミッドをドローンで3D計測した実績を持ち、その模様は3月11日に放映されたTBSテレビ『世界ふしぎ発見!』でも紹介されている。


■ 取得情報を5分でデータ化

『TDOT』のユニットは、重量わずか1.8kg。手のひらにも載せられるサイズなので、小型ドローンでも搭載は楽にできる。またドローンへの装着はアタッチメント式なのでとても簡単。フットワークの良さも自慢だ。

測量の方法は、『TDOT』を搭載したドローンを、測量したいエリアに飛ばすだけ。

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