就職活動を成功に導くための方法として、就活を恋愛に例えることがあります。内定先と「両思い」になるためにいろいろと自分のよさをアピールする必要がある、という意味では、就活と恋愛は似ているのかもしれません。今回は既に就活を終えた内定者のみなさんに、このたとえについてどう思うか聞いてみました。

■「就活と恋愛は似ている」って本当だと思いましたか？

はい　　 68人（32.7%）
いいえ　140人（67.3%）

「いいえ」が圧倒的多数という結果に。そこまで共感は得られていないようです。さっそくそれぞれの意見を見ていきましょう。

■はいと答えた人の意見

●両思いになかなかなれない

・一方的に想いを伝えても伝わらなかったら成就しない恋愛と同じで、就活も自分の想いを伝えることは大切だが、一人歩きしてしまうと、せっかくの努力が無駄になってしまうときもあると感じたから（女性／22歳／大学4年生）
・お互い求めているものが合致しないと付き合えないから（男性／20歳／短大・専門学校生）
・両思いになることが奇跡だから（女性／24歳／大学4年生）

●相性が大事

・相性が大事だから（女性／25歳／大学院生）
・相性が一番大事だから（女性／24歳／大学院生）
・大学受験までのように偏差値で決まるのと違い、会社の雰囲気や人との相性がかなり大事だから。能力は良くても落ちるときはある（女性／23歳／大学4年生）
・話がうまく噛み合ったところから内定をもらえたから（男性／22歳／大学4年生）

●タイミング次第だから

・就活に絶対というものはなく、最後は運や縁だと思ったから（女性／22歳／大学4年生）
・タイミング、縁が大事だから（女性／22歳／大学4年生）
・自分に最も適している会社や人と出会えるかどうかは、運にもよるところが似ていると感じる（女性／22歳／大学4年生）

■いいえと答えた人の意見

●就活のほうが難しい

・就活のほうが恋愛より大変だと思うから（男性／24歳／大学院生）
・就活はもっと考えるもの（男性／25歳／大学院生）
・就活は苦しみばかりだから（男性／23歳／大学4年生）
・就活は騙し合いだから（女性／22歳／大学4年生）

●恋愛のほうが難しい

・相手（就職先）の求めるものが明確なぶん、就活のほうが容易だと思うため（男性／28歳／大学院生）
・就活は仕事ができるかが重要。恋愛は、お互いの環境が変わっていく中、それでも変わらないでいられるか、馴染んでいけるか。いろいろ難しい（女性／22歳／大学4年生）
・就活は情報や戦略を立てていけるが、恋愛は相手の心理がわからなかったりするから恋愛のほうが難しい（男性／24歳／大学4年生）
・恋愛はしようと思ってもできないけれど、就活は自分の頑張り次第でいい結果を出せるものだから（女性／23歳／大学4年生）

■その他

・はい。フラれ続けないと成功しないから（男性／22歳／大学4年生）
・はい。自分の思いを伝えることが大事だし、マメさが大事だと思ったから（男性／24歳／大学院生）
・いいえ。恋人は一人に恋するもの、就活は何人にも恋しないとダメ（男性／25歳／大学院生）
・いいえ。多くの企業はとにかく人がほしいだけだと感じたから（男性／23歳／大学4年生）

就活より「恋愛のほうが難しい」という意見も。内定はもらったけれど、彼氏・彼女はできたことがない……そんな場合もあるかもしれませんね。

いかがでしたか？ 恋愛に似ている派と似ていない派、それぞれで多彩な主張が飛び交った今回のアンケート。就活のほうが難しいのか、恋愛のほうが難しいのか、それとも同じくらいの難易度なのか……。いま就活中という人や、これから就活をしはじめるという人は、ご自身で判断してみてください。

文●ロックスター小島

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2017年3月
調査人数：内定をもらった大学生男女208人（男性79人、女性129人）