SMAP解散後、木村拓哉（44）にとって初の主演ドラマとなった『A LIFE～愛しき人～』（TBS系）の打ち上げパーティーが盛大に催されたことを、『女性自身』（光文社）が報じている。最終回の3月19日に東京・新宿区内で開かれた打ち上げは、木村拓哉ら出演者・スタッフがリアルタイムで放映された同作品を鑑賞。ラストシーンで木村拓哉は自身の作品ながら涙ぐみながら見入り、思い入れの深さを忍ばせたという。

　宴は20日午前3時半まで続き、木村をはじめ出席者は大成功の気分に酔いしれたようだが、テレビ局関係者は次のように語る。

「最終回の視聴率は16.0％。SMAP解散直後ということで、ニュース性の高さもさることながら、是が非でも失敗させられないというジャニーズ事務所や局側の意地があり、番宣も念入りに行われました。それでこの程度の数字では、いま一つの結果と言わざるを得ません」（TBS関係者）

　確かに、木村主演の直近の連ドラ『アイムホーム』（2015年、テレビ朝日系）の最終回は19.0％。解散騒動によるイメージの悪化を払しょくできたとは言えない出来具合だ。こうした中、木村に休養期間が与えられる運びだという。

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■木村の休養期間が独立派4人組の正念場に？

『女性自身』の記事では、4月29日公開の主演映画『無限の住人』でのPRイベント以外は当面、ドラマ・映画絡みなどの大仕事の予定が入っていないという。

「昨年以来の騒動で木村はバッシングを受けたうえ、妻の工藤静香（46）が不用意にしゃしゃり出たことでさらなる批判を浴びました。家族ぐるみで骨休めの時間が欲しかったのかもしれません。また、ジャニーズ側からすると解散反対を唱えた唯一の功労者だけに、慰労休暇を与えてあげても良いという判断だったのでしょう」（芸能誌記者）

　とは言っても、木村は今後、『キムトーーク』とも呼ばれるテレビ朝日でのトークバラエティ番組のMCや、フジテレビの月9の主演の話も入り込んでいる。一方、中居正広（44）を始めとする4人組は6月までに移籍の用意を整えると言われており、木村の休養期間中が奇しくも、水面下での駆け引きの真っただ中となる。かつての仲間たちの人生をかけた大一番が、休暇中の木村の目にどのように映るのか。興味が尽きない。

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文・鈴木雄二（すずき・ゆうじ）

※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」（宝島社刊・共著）がある。