【プロ野球】黒田博樹の穴は九里亜蓮が埋める!? カープを日本一に導くキーマンはこの3選手だ! (2/2ページ)
■鈴木誠也に続け! 若鯉の覚醒に期待!!
野手に目を向ければ、40歳を迎える新井貴浩が今年も4番として打線を牽引することが濃厚だ。オープン戦では打率.214と振るわなかったものの、体のキレは上々で仕上がりは万全。昨シーズンに続く活躍が期待される。
しかし、大ベテランに4番を任せきりならば、広島の未来は危うい。若き和製大砲の出現が大いに待たれる。
そこで台頭を期待したいのは、昨シーズン大ブレイクした鈴木誠也の同期で5年目の美間優槻だ。鈴木に大きく水を開けられた感は否めないが、その鈴木がWBC参戦中に1軍に帯同。本塁打を放つなど確かな爪痕を残した。美間の和製大砲としての飛躍を信じたい。
■ベストナイン捕手に迫れるか
最後はチームの扇の要・捕手に注目したい。昨シーズンは石原慶幸が正捕手に座り、安定した守備とリードでリーグ優勝に大いに貢献した。今シーズンも正捕手としてホームベースを守るだろう。
しかし、今年で38歳を迎える石原に頼り切るのは、打線の中核として新井に頼り切るのと同様に、広島の未来に暗雲が立ち込める。
「有能な捕手なくして強いチームはありえない」と言われるなか、粘り強く今日の地位を築いた石原。その存在感は非常に大きい。しかし、大きいが故に、石原を脅かす若手捕手の登場はチームの未来を考える上で必須だ。
そのポスト石原の1番手は、近年、石原と競ってきた會澤翼を置いてほかにいない。會澤は打撃で頭角を現し、待望の「打てる捕手」誕生と期待されるも、ここ2年は守備面で苦戦。やや伸び悩んでいる。
2015年は會澤が70試合、石原が73試合とスタメン出場を分け合ったが、昨シーズンは會澤が50試合、石原が83試合と差をつけられてしまった。その原因は守備力の差に尽きる。
2015年のシーズン前半は、打撃で勝る會澤が正捕手の座をつかんだに見えた。しかし捕逸が多く、守備面での不安を露呈。そこで、守備力に勝り、配球面でも一日の長がある石原がマスクを被ると、投手陣の成績が飛躍的に上がった。會澤は控えに回ることが多くなり、昨シーズンは不動の2番手におさまってしまった。
しかし、會澤の打撃は魅力だ。昨シーズンも200打席未満ながら7本塁打を放つなど、捕手のなかでは抜群の長打力を誇る。その長所を生かすためにも、今シーズンは守備を磨き、出場機会を増やすことが求められる。
オープン戦では、4勝11敗2分の11位とまったくいいところがなかった広島。不安を払拭し連覇を成し遂げるためには、ベテランを脅かす若い力の台頭が必要不可欠だ。
文=井上智博(いのうえ・ともひろ)