結婚後は唇の周りに髭を模した刺青を入れる。アイヌ女性に伝わる伝統文化を記録した写真 (1/3ページ)
アイヌ民族の歴史は古く、およそ13世紀ごろには現代のロシアと日本にまたがる地域で暮らしていたと言われている。
独自の文化を持っていたアイヌは、自分たちではどうにもできない自然の事象や、有用な物品や動植物にも神の存在を見いだし、祈りや儀式を行う暮らしを送っていた。
またアイヌの女性たちには入れ墨で身を飾る習慣があった。女性たちは未婚のうちから手の甲などに入れ墨を施し、結婚後は唇の周りに髭を模した刺青をつけていた。そんなアイヌの女性たちの姿がこちらだ。
・神とともに生き、入れ墨の風習があった民族
" アイヌ "とは彼らの間では人間を意味していた。アイヌの人々は自分たちにとって有益だったり、制御できない物事を神(カムイ)とみなしていた。
彼らは常日ごろ神に祈りを捧げ、色々な儀式を行っていた。これらの神々には、火、水、風や雷などの自然の神や、クマやキツネ、フクロウやイルカなどの動物の神、トリカブトやキノコ、モグサなどの草木の神、舟や壺などの物の神のほか、家を守る神や山や湖の神もいた。
そして、"アイヌ"は人間を意味すると同時に、こうした神々の反対を示す言葉でもあった。