<不定期連載 壁を打ち破れ!~サンウルブズの挑戦> 上野裕一ジャパンエスアール会長が考える日本ラグビー未来像② 「2019年W杯見据え、ジャパンに関するそれぞれのジグソーパズルを」 (2/3ページ)
あるいは、ファンのみなさんの中には「サンウルブズは日本代表でも主力としてプレーする選手を常時起用すべきだ」という考えの方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、現在の最大のゴールである2019年というものを見据えた時、成功のキーのひとつに「プレーヤーズ・ウェルフェア」があるのは紛れもない事実です。
つまり、いかに選手たちのコンディションを維持していくか。
当然ながら、スーパーラグビーで行われているプレーの強度はテストマッチ並みに高い。そこで高いパフォーマンスを発揮するためには、いいコンディションで臨むことが最低限の条件であり、選手が疲弊した状態でプレーし、避けられるべきだった怪我をしてしまうことが、2019年に向けた強化にマイナスになることも明らかです。
8月から1月はトップリーグ、6月と11月にはテストマッチ。そこにサンウルブズのスケジュールが加わるようになり、代表選手たちのスケジュールが厳しくなる一方であることは、誰もが認めるところでしょう。
もちろん、サンウルブズは日本代表を強化する存在でなくてはいけません。2019年に向けて、コアメンバーをしっかり休ませることも成功戦略としては必要ですし、その一方で将来的に日本代表を背負って立つ可能性のある若い選手たちを強化していくことも同じくらい重要なことでしょう。
今シーズンのサンウルブズは50人を超える、通常では考えられないような数のスコッドメンバーを抱えています。これもプレーヤーズ・ウェルフェアと若い選手たちの強化こそ2019年に向けた成功の鍵であると信じているからです。もちろん、チームとしては多くの選手を抱えることは、財政面等での負担が多くなり、リスクがあるのは事実です。
それでも、いまは夢を見るべき時。
いろんなポテンシャルを持つ選手がサンウルブズの可能性を広げてくれています。当然ながら、それは日本代表、そして日本ラグビーの未来を明るくしてくれる存在でもある。
確かに、苦しい戦いが続いています。今シーズンはまだ勝利という結果は出せていません。