<不定期連載 壁を打ち破れ!~サンウルブズの挑戦> 上野裕一ジャパンエスアール会長が考える日本ラグビー未来像② 「2019年W杯見据え、ジャパンに関するそれぞれのジグソーパズルを」 (3/3ページ)
それでも、南アフリカの強豪と転戦してきたシンガポール、南アフリカ遠征でも、サンウルブズが勝っていてもおかしくない惜しい試合が続きました。若いチームは間違いなく可能性を示してくれている。
ホームでのブルズ戦で今季初勝利という結果を出す。すでにその機は熟しているとも思いますし、ファンのみなさんにも2019年に向けて若き桜たちがどう開花していくのか思いを馳せてもらえる貴重な機会にもなるのではないでしょうか。
2019年のワールドカップということを考えるなら、日本代表としてテストマッチを戦えるウィンドウマンスは5回のみ。その機会を有効に使うため、フィロ・ティアティアは常にジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチと密なコミュニケーションを取りながら、サンウルブズの指揮にあたっています。
あるいは、サンウルブズというチームとしてはファンのみなさんに辛抱を強いているかもしれません。それでも、いまはひとりひとりがそれぞれのジグソーパズルを並べていってほしい。2019年のワールドカップでベスト8進出を果たせるメンバーのです。我々はそこにつながる可能性のあるものはすべてヒントとして提示し続けます。

<プロフィール>
上野裕一(うえの ゆういち)
ビジョンは I contribute to the world peace through the development of rugby.
1961年、山梨県出身。県立日川高校、日本体育大学出身。現役時代のポジションはSO。
同大大学院終了。オタゴ大客員研究員。流通経済大教授、同大ラグビー部監督、同CEOなどを歴任後、現在は同大学長補佐。在任中に弘前大学大学院医学研究科にて医学博士取得。
一般社団法人 ジャパンエスアール会長。アジア地域出身者では2人しかいないワールドラグビー「マスタートレーナー」(指導者養成者としての最高資格)も有する。
『ラグビー観戦メソッド 3つの遊びでスッキリわかる』(叢文社)など著書、共著、監修本など多数。