「言葉の壁」が崩壊する日は近い (1/2ページ)
Photo credit: UC Davis College of Engineering via Visual hunt / CC BY
世界中の言語を話すことができれば、どんなに便利だろう。
筆者は独学でインドネシア語の基礎会話を何とか習得したが、下手な発音の言葉でも大いに助かっているという自覚はある。そのおかげで、いろいろな人に巡り合うことができた。
だが、筆者はそもそもが出来の良くない男だ。インドネシア語会話だけですでに容量オーバーである。他の言語を習得できる自信はない。
だから、このような製品があればと少し考えている。
■ ハワイアンから神父様まで
クラウドファンディング『Indiegogo』に登場した、会話翻訳機『Travis』。じつに80ヶ国語を訳せるということで、世界中のテクノロジーメディアが話題にしている。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=GrcB111F9Mo?rel=0]
このガジェット、オフライン環境下でも20ヶ国語翻訳ができるというから驚きだ。英語、スペイン語、フランス語、中国語、アラブ語の5ヶ国語を習得すれば、世界の大半の地域で生きていくことができる。敢えて極端に言えば、それ以外の言語はプラスアルファと考えてもいい。
だが、Travisは語彙が豊富な日本語、発音が難しいタイ語にも精通しているという。そしてオンライン環境下で使えば、話者の少ない言語すらもカバーできるようになる。
たとえば、ハワイ語。この言語は、一時期絶滅の危機に直面していた。今は地元民や政治家の活動が実り学校でハワイ語を教えるようになったが、それでも第一言語としてはもう使用されていない。
そして、ラインナップの中にはラテン語も。この言語で会話する人々といえば、カトリックの聖職者くらいである。いや、バチカンの神父も日常会話はイタリア語か英語だ。一体どこの誰がラテン語モードを使用するんだと悩んでしまうが、Travisが優秀なガジェットであることに違いはなさそうだ。