【プロ野球】ヤクルト・今季の骨格。開幕三連戦で「勝手に」受け取った真中満監督の所信表明 (2/2ページ)
■大雨から極寒そして延長
大雨の開幕戦から一夜明けた4月1日の第2戦は極寒のなかで行われた。なんと、最高気温は8.9℃。4月1日の最高気温をチェックしてみると、1991年の8.5℃以来26年ぶりの10℃未満だった。過去の記録を振り返るのは野球好きの性だ。
この試合は新外国人投手・ギルメットが1対2のビハインドで登板。1回を投げきることができず4点を失い、勝利の目は潰えた。
その後の継投は村中恭兵、星知弥、平井諒、そして原樹理。僅差の勝ち試合以外は彼らが登板するのだろう。開幕からの2試合でリリーフのおおよその起用方針が見え、戦い方の骨格は理解できた。
そして迎えた3戦目。序盤に点を取り合ったが6回以降は両チームとも決定打が出ず、試合は延長へ。10回裏1死から選んだ死球と四球で満塁のチャンスを作ると、代走で出場していた三輪正義への代打として鵜久森淳志が打席に入る。そして、その初球に35年ぶりとなる代打サヨナラ満塁本塁打が飛び出し、開幕三連戦を勝ち越しで終えた。
この代打・鵜久森も所信表明だろう。「左の大松」に対し「右の鵜久森」。両者が今シーズンの代打の切り札となるに違いない。勝った、負けたも大事だが、真中監督の所信表明が感じ取れた開幕三連戦だった。
大雨、極寒という劣悪な環境のなかしっかりと観戦し、今シーズンも神宮球場での全試合を見に行きたいと感じる開幕三連戦だった。しかし、WBCでは三連戦がなかったこともあり、今年初めての三連戦の観戦となったため体が重かった。もう少し観戦コンディションを整えるリハビリが必要かもしれない……。
文=勝田 聡(かつたさとし)