ゴールデンボンバー「Mステ」斬新パフォーマンスの裏に“新曲買うより歌って”

アサジョ

ゴールデンボンバー「Mステ」斬新パフォーマンスの裏に“新曲買うより歌って”

 攻めまくった内容と、圧巻のパフォーマンスに視聴者も大満足だったようだ。

 3月31日に放送された音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に、ゴールデンボンバーが出演。現在の音楽業界が抱える問題を嘆いた新曲「#CDが売れないこんな世の中じゃ」を披露し、その斬新すぎるパフォーマンスが話題を呼んでいる。

 同曲は「CDが売れなくてやけくそになったミュージシャン」という設定で、「CDの総売り上げ全盛期の1/3」というリアルな現状から「景気が良いのAKBだけ!」という攻めまくった歌詞が特徴的なハードなロックナンバー。しかし、むしろ視聴者の度肝を抜いたのはそこではなかった。

 ボーカルの鬼龍院翔は演奏前に「スマホ片手にぜひ、見てください!」と視聴者に訴えていたのだが、演奏の中盤になると、「QRコードリーダーを起動してください」と書かれたボードを掲げ、「どうせCDが売れないこんな時代だから見ているみなさんに無料であげるよ!さあ、読み込みやがれ!」と叫び、パフォーマンス中にQRコードがありとあらゆる場面で登場。同楽曲を視聴者に無料配布するという驚きのパフォーマンスを見せたのだ。

「残念ながら予想以上にアクセスが集中し、特設サイトにつながりにくい状態になっていたようです。それでも鬼龍院のブログや、同曲のミュージックビデオでもこのQRコードが公開され、そこからもダウンロードできる仕様となっています。もともと無料配布することが前提の曲ではあったものの、番組スタッフの服にQRコードを付けたり、歌詞で皮肉っていた共演のAKBメンバーがQRコードのついた正方形の被り物を頭にかぶるなど、想定外のド派手演出でした」(エンタメ誌ライター)

 ラストにはアキラ100%がサプライズ登場し、そのお盆にもQRコードがあったりと流行りモノも取り入れられ、視聴者にも大好評。

「ただ、意地悪なことを言ってしまえば、どうせCDが売れないなら無料で配って、世間に曲を覚えてもらおうという作戦でしょう。それで大勢にカラオケで歌ってもらったほうが“印税”で儲かりますからね。ちなみに、代表曲の『女々しくて』のカラオケ印税は年間で数億円だといいます」(CD&DVD専門誌ライター)

 視聴者もアーティストもウィンウィンならばそれもヨシ。それで、紅白に出られればさらにオイシイということだろう。

(田村元希)

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