【プロ野球】《里崎智也のプロ野球語り呑み》「神走塁」鈴木尚広が認める「神の足」は誰? (1/2ページ)
見事な開幕ダッシュを見せた読売ジャイアンツ。そんな好調なチームにあって、昨年はあったのに今年はないもの、といえば、「勝負の1点」が欲しいときのあの男……。昨年限りで現役を引退した鈴木尚広の存在ではないだろうか。
代走での通算盗塁数132は日本記録。通算200盗塁以上での盗塁成功率.829は歴代1位。
そんな稀代の「走塁のスペシャリスト」をゲストに招いたトークイベント『里崎智也のプロ野球語り呑み』が、プロ野球開幕直前の3月28日、東京・渋谷にある「東京カルチャーカルチャー」で行われた。
※野球の見方が変わるスマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』でニュースやコラムが読み放題!
■「当たり前のことを当たり前にやる」凄味
里崎智也(元ロッテ)が部長を務めるオンラインコミュニティ「乾杯!ほろ酔いプロ野球部」主催のトークイベント『里崎智也のプロ野球語り呑み』。昨年スタートした人気イベントは2年目のシーズンに突入。11回目のゲストとして呼ばれたのが鈴木尚広だった。
ペナント順位予想やWBC・侍ジャパンの戦いぶりについてなど、さまざまな話題で盛り上がりを見せたこの日。なかでも参加者の興味を惹いたのが、「神走塁」の異名で名を馳せた鈴木が認める「神の足」は誰なのか? という議題について。現役選手も引退した選手も関係なく、歴代プロ野球選手たちのなかから鈴木が選んだ「走塁ベスト3」は以下の選手たちだった。
■1位:福本豊(元阪急)
鈴木が1位に挙げたのは「世界の福本」。シーズン最多106盗塁、通算1065盗塁、13年連続盗塁王と、走塁・盗塁について語る上では欠かすことのできない存在だ。
この1位選出に関して、「でも、福本さん(の現役時代は)見たことないでしょ!」と里崎部長が疑問を投げかけるが、鈴木は走塁技術研究のため、YouTubeなどで過去の名選手たちの走塁についてもチェックをしたという。
「投手のクイック技術が今ほどではなかった時代とはいえ、これほどの数の盗塁を成功させたのは、さすが世界の福本さん、だと思います」(鈴木)
■2位:赤星憲広(元阪神)
セ・リーグ記録の5年連続盗塁王。「レッドスター」や「赤い彗星」の愛称でファンの人気を集めた赤星憲広の名が2位で告げられると、里崎部長も「赤星は速かったなぁ」と懐かしんだ。
「トップスピードは本当に速かった。若い頃は赤星さんの盗塁を間近で見たくて、巨人ベンチにいながら赤星さんが出塁するかどうか気にかけていましたね」(鈴木)
里崎部長が「赤星がスゴいのは、土のグラウンド(甲子園)であれだけ走った、ということだよね」と語ると、鈴木もうなずきながら切り返した。
「土のグラウンドは本当に走りにくいんです。特に甲子園は、表面がやわらかくて走りづらい! そのなかで5年連続盗塁王。本当に速かったし、赤星さんの走塁技術を尊敬していました」(鈴木)