伊達公子、復帰戦への第一歩----日比野とのエキシビションマッチを終えて「まだまだだな」 (2/2ページ)

テニスデイリー

それでも、速いテンポのストローク、ラインの上をなぞるようなウィナー、果敢にネットに出る姿勢など、随所に「伊達」を見ることができた。

 第2セットは第3、第4ゲームとブレークし合い、第8ゲームをブレークして5-3とした日比野がサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。40-15でダブルマッチポイントを握ったが、ここでこのゲーム2度目のダブルフォールトをおかして30-40。伊達がラリー戦を制してデュースとし、さらに2ポイントを得てブレークバックに成功した。

 第11ゲームをブレークして逆にサービング・フォー・ザ・セットとした伊達だが、ここを落としてタイブレークの末に結局ストレートセットで敗れた。

 「正直な感想は、『まだまだだな』ってことです。スタミナ、スピード、ショットの精度…。必要なことは見えてきた。とにかく今日を終えないと次はなかったので、不安もある中、こうして無事に終えることができて何よりうれしい」

 課題が見えたことさえも喜びであるかのようだった。次は岐阜。そのあとのことは「これを踏まえて、体の状況も見ながら考えていきたい」と話した。一つ確かに言えることは、たとえおぼろげだとしても伊達の見ているゴールはまだずっと先にあるということだ。

(テニスマガジン/ライター◎山口奈緒美)
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