能年玲奈「のん」は潰されず?芸能界の”しがらみ外”で復活の兆し

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能年玲奈1stフォトブック「ぐりぐりぐるみ」より
能年玲奈1stフォトブック「ぐりぐりぐるみ」より

 女優でタレントの元・能年玲奈ことのん(23)が、岩手銀行のイメージキャラクターに抜擢され話題をよんでいる。当行の入行式にも参加し、新入行員と同じ制服に身を包み、共に記念撮影に臨むなどの活躍ぶりを見せた。

 のんは、先月から放送されているLINEモバイルのCMを皮切りに、電動アシスト自転車・BESV(ベスビー)のアンバサダーモデルに就任するなど、このところCMを中心に“復活”中だ。さらに声優をつとめたアニメーション映画『この世界の片隅に』は多くの賞を受賞。これが縁となってか、先月放送されたテレビアニメ『鬼平』(テレビ東京系)にもゲスト声優として出演するなど仕事のオファーが後を立たない。事務所の移籍騒動を機に一時は露出が大幅に減り引退をも噂されたが、現在は徐々にかつての勢いを取り戻しつつあるようだ。

「岩手県は彼女の代表作『あまちゃん』(NHK)の舞台となった場所です。今回の抜擢を皮切りに、岩手を中心に独自の活躍の場を開拓していく可能性もあるでしょう。県内で行われる行事や、東北関連のイベントに“人気ローカル女優”として露出を増やしていくかもしれませんね。今はのんとして活動するにあたり、さまざまな地盤作りを行っているようです」(芸能関係者)

 地方放送のローカル番組を中心に活動しているタレントもたくさんいる中、のんもその一人として名を連ねる日がやってくるかもしれない。まさに『あまちゃん』で演じた、都会で花開いたものの、結果的には地元に帰って芸能活動を行うことになった主人公・天野アキが重なるファンも多いだろう。

■女優よりも“創作あーちすと”が優先?

 かねてから独特な感性を評価されていたのんは、別のフィールドでもその才能を発揮している。

 改名後、のんは“創作あーちすと”という肩書でも活動を行っており、先月には『創作あーちすと NON』(太田出版)を刊行した。本書ではオリジナルドレスやアクションペインティング等のアーティスティックな部分が掲載されているほか、桃井かおり(66)や清水ミチコ(57)、矢野顕子(62)といった面々との対談も収録されている。

 そうなるとやはり期待されるのが、女優業としての活躍だろう。先月発売の『週刊文春』(文藝春秋)では「好きな俳優・嫌いな俳優」企画が実施されたが、ここでのんは好きな女優部門の1位に選出されている。のんに改名以降、ドラマや映画には出演していないにも関わらずこのランクインは異例だ。ちなみに2位は、のんの元事務所に所属する新垣結衣(28)がランクインしている。

「透明感と独自のキャラクターを併せ持つ魅力は、やはり他の若手女優には見られない個性です。世間としては、ひたむきに芸能活動を続けるのんに肩入れしたい気持ちが大きい。今後ドラマや映画で動く彼女を見たいという声は、さらに大きくなるでしょう。突如として表舞台から姿を消してしまっただけに、独特の感性を持つ“能年ロス”を引きずっているファンは多いはずです」(前出・芸能関係者)

 ただし、本人は旧所属事務所との騒動もあり、芸能にしがらみのない分野での活動を希望しているとの声も聞こえてくる。今後は女優としてではなく、マルチタレントとして、幅広いフィールドでの活躍に期待した方がいいようだ。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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