【プロ野球】連覇? それとも破壊と創造? 早くも黄信号が灯る日本ハムに何が起こっているのか (2/2ページ)
■吉川のトレードでローテも不安
昨オフ、トレードで巨人に移籍した吉川光夫の穴も埋めきれていない。大谷が投手として開幕を迎えることができないことになり、2枚の先発が失われたことになる。
ここまで中6、7日で先発ローテを回しているが、まず開幕投手の有原航平が大コケだ。開幕から2試合に先発し、0勝2敗、防御率7.90。早々と状態不明瞭な斎藤佑樹に出番が回ってくる展開になっている。
加藤貴之、上沢直之ら楽しみな選手が次々と先発マウンドに上がっているが、勝敗になると話は別だ。現状、メンドーサと高梨裕稔が好調をキープしているが、打線が好投を援護できずに2人とも1勝1敗。チームの勝利はその2勝のみである……。
■泣き面になんとやら……
そんな苦境のなか、大谷がチームから抜けた。これだけでも大きな痛手だが、今度は中田翔が右足付け根を痛めて、11日のソフトバンク戦を欠場。大事には至らなかったが、強行出場を続ければ大谷の二の舞もあり得るだろう。
さらに守護神・マーティンも11日、右ヒジの張りで登録抹消。中心選手にケガが相次いでいる。
思い出すのは2013年。前年にリーグ優勝を果たしながらも最下位に転落した年だ。昨年は「あの年が“創造”のはじまりだった」といわれたが、今年も同じ道を辿ろうとしている。
連覇か、破壊と創造か。栗山英樹監督は舵をどちらに切るのか。日本ハムの次なるフェイズを見守りたい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)