【3か月連続連載企画】世界三大レース特集:マイスターを目指して。モナコGP (3/3ページ)

イキなクルマで

観る者にとっては数少ないモナコの抜きどころであり非常に人気の観戦スポットなのですが、ドライバーにとってはもっとも集中力と度胸が必要とされる場所といえます。 「ボー・リバージュ」と呼ばれる上り坂を経て、マシンは「カジノ・スクエア」に入ります。このコーナーは非常に脱出が難しく、ひとたびミスをしてしまえば、即ガードレールが迫ってきます。そこを無事にクリアすると、右の低速コーナー「ミラボー」が待ち受けます。そして名所のひとつである「ロウズ・ヘアピン」で、マシンはもっとも低速になります。ここでも熱いバトルが見られますが、明らかにオーバースピードで突っ込むドライバーもいて波乱が起きやすいスポットでもあります。 その後、「ポルティエ」を抜けるとドライバーの左側には地中海が広がりますが、すぐに待ち受けているのが「トンネル」。このコース最高速となる280km/hで駆け抜けていきます。次に待ち構えるのは「ヌーベル・シケイン」。トンネルからのブレーキング勝負となり、ここもモナコのパッシングポイントに数えられています。そして「タバコ」「プール」といったコーナーを経て、ヘアピンコーナー「ラスカス」に入ります。かつては難コーナーと呼ばれていましたが、2003年に改修され難易度は少し下がっています。最後にモナコGP開催功労者、アントニー・ノゲの名を冠した「アントニー・ノーズ」を曲がって1周となります。 こうして見てみると、このコースは「サン・デボーテ」「カジノ・スクエア」「ロウズ・ヘアピン」「ヌーベル・シケイン」「ラスカス」が特に見ごたえのある場所いえるでしょう。もちろん全体を見てもバトルがあちこちで行われているので、見る側も一瞬たりとも気が抜けません。

■序盤の天王山となるモナコ、今年は誰が制覇するのか?

多くのセレブリティやファンが見守る中、いよいよ5月25日からスタートする伝統のモナコGP。下馬評どおりメルセデスの圧勝となるのか、それに待ったをかけるチーム、ドライバーがあらわれるのか、非常に興味深いところです。一ファンとしては1992年のナイジェル・マンセルとアイルトン・セナのような、チェッカーを受けるまで両者一歩も譲らないガチンコの走りが見たいと願っています。マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがインディ500参戦のためこのレースの出走をキャンセルしたのは非常に残念ですが、ぜひテレビで観戦できる方は興奮を味わってみてください。きっと、このスポーツの楽しさや素晴らしさが伝わるはずですよ。

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