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一人旅は自分のペースで自分の好きなところに行くことができる点が魅力ですが、その反面、話し相手がいなくて時間をもてあますことも少なくありません。

とくに移動中や晩ごはんの後など、一人何をすることもなく過ごす時間は、それを実感します。

そんなときは、せっかくですから読書をして自分磨きをしてみるというのはどうでしょう？

著者の教養に触れてみたり、名文に酔いしれてみたり、美しい物語に涙したり、本の中から自分磨きのエッセンスを手に入れてみませんか？

一人旅のお供には出口氏の教養が垣間見られるこの本を

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ライフネット生命CEOの出口治明氏は、無類の読書家としても有名です。

この一冊は、そんな出口氏が本と接するときの姿勢のようなものが記されています。

よくある上から目線の押し付けがましい読書法ではなく、古典文学も名作漫画も並列に価値を見出しているなど、氏の意外な一面が見え隠れしているのも面白いところです。

豊富な読書体験から自分なりの教養を積み上げてきた経験などが、平易な文章で書かれてあり、一人旅の合間にページをめくりながら、自分なりの教養を考えてみてください。

◆本の「使い方」1万冊を血肉にした方法
著者名：出口治明
出版社：角川新書


一人旅の主人公と一緒にこの本の名文に浸る

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「山道を登りながらこう考えた。智に働けば角が立つ…」の書き出しがあまりにも有名な草枕は、文豪夏目漱石の初期の名作です。

一人旅の主人公がある山中の温泉宿で出会う人たちのこと、そこで思索したことなどが描かれており、当時の漱石の芸術に対する考え方がよく反映されています。

有名な書き出し以外にも、ページをめくるたびに美文名文が次々に登場し、一人旅の主人公と一緒に、文化や人情を考えながら自分磨きに役立てられる一冊です。

◆草枕
著者名：夏目漱石
出版社：岩波文庫、新潮文庫など多数


この本の美しく悲しい物語は、一人旅で味わってみたい

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フィッツジェラルドの代表作であり、現代アメリカ文学を代表する作品の一つ、何度も映画化されている名作です。

様々な出版社から出ている本作ですが、白水社版は村上春樹氏が翻訳を担当、氏は本作を自分がもっとも影響を受けた作品の一つとして挙げていて、詩的な文章が楽しめます。

1920年代のアメリカの狂騒、裏社会でなりあがったギャツビーの思い人に向ける純粋な愛情、そしてそれを取り巻く様々な他人や事情など、何度でも繰り返し読んで感動できる一冊です。

◆グレート・ギャツビー
著者名：スコット・フィッツジェラルド
出版社：白水社


一人旅を哲学的に過ごしたい人にはこの本がおすすめ

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主人公のソフィーはごく普通の少女ですが、ある日受け取った不思議な手紙をきっかけに、様々な体験をしていく、というファンタジー作品です。

作品はほとんどが、ソフィーとアルベルト・クノックスという中年男性の対話で進められ、少女に哲学史を説いていくという体裁になっています。

少女が教えを受けるという設定のおかげで、哲学史、哲学的な考え方が驚くほど平易に読めてしまい、ファンタジー作品でありながらもとても良質な哲学の入門書です。

◆ソフィーの世界
著者名：ヨースタイン・ゴルデル
出版社：日本放送出版協会


この本を読んで、一人旅で自分に質問をしてみましょう

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質問家、という変わった肩書きを持ったマツダミヒロ氏が書いた、セルフマネジメント、セルフブランディングの本です。

急に田舎に引っ越すことになった主人公のサコちゃんが、しあわせになる7つの法則と出会い、慣れない田舎の生活に馴染んでいくというストーリー仕立てになっています。

数ページごとに登場する魔法の質問が物語のキーとなっていて、読みながら、自分にも問いかけてみると、今まで気づかなかった新しい自分に出会えるかもしれません。

◆しあわせをつくる自分探しの授業
著者名：マツダミヒロ
出版社：アクセス・パブリッシング


本は最も手軽な娯楽の一つであり、最も手軽な人生の教科書でもあります。

たった一回の一人旅、そこで出会った一冊の本が人生を変えてしまうこともあるかもしれません。

そんな素敵な本に出会えるといいですね☆


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