【プロ野球】はや2勝のクライン、新守護神のパットン、ウィーランド。助っ人豊作でDeNA投手陣の穴は埋まった! (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■ヤマヤスからクローザーの座を奪ったパットン

 開幕前にクローザー変更を予測できたDeNAファンがいただろうか?

 ゲーム終盤の名物「ヤスアキジャンプ」で知られる山崎康晃がDeNAの絶対的クローザー。しかし、13日の阪神戦では3失点で敗戦投手となり、翌日14日も同点に追いつかれセーブ失敗。今ひとつピリッとしない山崎に代えて、ひとまずラミレス監督が9回のマウンドを託したのはパットンだった。

 4月16日、チームの5勝目を飾ったヤクルト戦でパットンはクローザーの任をしっかり果たし、セーブを記録。8試合に投げ、2勝1セーブ4ホールドで防御率は0.00。実力はもちろん、記録や運にも恵まれているようだ。

 絶対的守護神に勝る信頼を獲得し、この試合後、正式にラミレス監督は「パットンをクローザーにする」と報道陣に明言した。

■これから調子を上げそうなウィーランド

 現在、ウィーランドには勝敗はついていない。しかし、先発した2試合はいずれも内容がよく、奪三振も多い。攻撃陣とかみ合えば、5勝以上は稼げるだろう。

 こうして見ると、すでに山口の穴は既に埋まったように思える。これから、未勝利のローテーション投手たちが勝ち始めれば、昨シーズン以上の勝ち数は見込める。DeNA史上初の「助っ人投手陣の豊作」により、今シーズンもCSが視野に入ってきたか!?

(成績は4月16日現在)

文=元井靖行(もとい・やすゆき)

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