加藤紗里を目指してどうする?濱松恵ら相次ぐ”売名タレント”の功罪
炎上タレントに常につきまとう売名疑惑だが、現在この売名効果の波に乗っているのが、お笑いトリオ・東京03の豊本明長(41)との不倫交際が報じられた濱松恵(34)だろう。
4月18日には、自身のブログで「豊本さん」というタイトルで記事を投稿し、「昨日びっくりした事が。。。ツムツム開いたら、豊本さんからハートが送られてきた。。。」「LINEじゃなくてツムツムのハート。。何だったんだろう。。ツムツムなんて送らなくて良いからLINEしてよ」と、またもやガソリンを注ぐような様子を見せた。
先月、一部週刊誌で二人の生々しいLINEの内容が明るみになり、一気に注目を集めた濱松は、他にも狩野英孝(35)・川崎麻世(54)・エグスプロージョンのおばらよしお(35)など、続々と関係を持った男性タレントの暴露を行っている。
彼女の他にも、俳優の袴田吉彦(43)と不倫関係にあったことを暴露した、グラビアアイドルの青山真麻(32)も、不倫報道で露出を増やしたタレントの一人だ。1月には情報番組『バイキング』(フジテレビ系)に出演し、不倫告白に至った経緯などを語っている。
昨今このような芸能ニュースが続いているが、こうした度重なる女性タレントの告白は、“炎上クイーン”として一気に注目を浴びた加藤紗里(26)が、すべての発端となっているようだ。
「加藤の成り上がり手法にあやかろうと、最近こうしたタレコミを女性サイドが自ら行うことが多いようです。“女遊び”を好む男性芸能人にとっては、身近にハニートラップが潜んでいる状態です。現在は、各芸能事務所がそういった怪しい女性との関係がないかチェックしているとか」(芸能記者)
しかし、加藤や濱松のような「売名効果」は、即効性はあるものの、諸刃の剣であることには違いない。
■売名効果は終わりの始まり?
「名前が出てしばらくは、芸能ニュースなどでメディアの露出はある程度保証されます。しかし、ここで注目されているのは報道の真相よりも、本人のキャラクター。立ち振る舞いや受け答えで、今後“使える・使えない”という部分が判断されると言ってもいいでしょうね」(前出・芸能記者)
その立ち振る舞いを誤ってしまうと、今後さらに路頭に迷ってしまう可能性も大きいという。その点で加藤は、汚れ役として徹底した姿勢を見せていることが、逆に評価されているのだとか。
「使えないと判断されると、タレントとしての価値は大きく落ちる。濱松にも同様のことが言えますが、よく知らないタレントの不倫に対しては、一般人は非情なまでに興味が無い。興味を持ってもらうためにはパフォーマンスが必要で、そこを濱松のように真面目に受け答えして暴露をされても、見る側は受け取りようがないのです。加藤が成功したのは、ハチャメチャなキャラクターがテレビ的で業界ウケしたことと、一般視聴者にとって、加藤は別次元に生きてるという“浮世離れな存在”になった点があるからでしょう」(芸能関係者)
20代から30代にかけて花開かない女性タレントにとって、「売名」は一種の賭けだ。一度手を出すと抜けられない“暴露キャラ”に手を出すには、腹をくくらねばならないのかもしれない。
- 文・安藤美琴(あんどう・みこと)
- ※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。