「ストレス解消には眠るのが一番!?」職場環境のストレスよりも睡眠の問題がストレスチェックの結果に大きく影響 (3/4ページ)

バリュープレス




■第90回日本産業衛生学会における発表日時
日時:2017年5月12日 10:30-11:30
会場:東京ビッグサイト・TFTビル 第8会場
参加費:10,000円(事前登録9,000円)
発表者:志村哲祥医師(STRESCOPE 統括実施医)
演題:ストレスチェックにおいてストレス反応に影響を及ぼす生活習慣・睡眠の包括的分析


 ストレスチェックでは、主に、職務上のストレッサー・周囲からのサポートと、実際に生じている心身の不調(ストレス反応)という2つの軸で「高ストレス」が判定されます。一方、心身の不調は職務だけから生じるわけではないため、「本当に社員の心身の健康を作る」ためには、職務以外の要因の究明と対策が不可欠です。
 今回、⽣活習慣や睡眠とストレスチェックの結果についての調査を、28事業所で実施し、大学と連携して解析しました。
 その結果、職務上のストレスや周囲からのサポート状況によって睡眠は若干影響を受けるものの、それはごく一部であること(R2=0.14)、また、それらのストレスが睡眠を悪化させ、それが心身の不調を引き起こすという間接的な効果を加味してもなお、睡眠は、職務上のストレスや周囲からのサポートよりも大きな影響を、ストレスチェックで測定する心身のストレス反応に対して与えていることが明らかになりました。また、このモデルで心身のストレス反応のうち55%の説明がつくことも明らかとなりました(R2=0.55)。
 これは、ストレス対策において、職務環境を改善するのと同等かそれ以上の効果が、睡眠改善によって期待できる可能性を示しています。

 「STRESCOPE」および「Sleep & Health Research Project」は、積極的に睡眠の改善プログラムを提供してまいります。
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