血管の“こぶ”が50代から急増 大動脈瘤破裂を未然に防ぐ(1) (2/2ページ)

週刊実話



 では、血管にこぶが出た場合、自覚症状はあるのだろうか。
 「多くの場合は、痛くもかゆくもありません。そのため、やはり検査で発見されることが多いのです。実際、腹部動脈瘤は肝臓病や腹痛でお腹の超音波検査をした際に偶然見つかることが多いと言われる。血縁関係や喫煙者は特に注意をしておくべきです」(同)

 ただし、中には体の不調として出る場合もある。
 「こぶが大きくなっていくと周囲を圧迫するため、時として症状が出ることがあります。胸部大動脈瘤の場合は、咳や血の混ざった痰が出たり、背中や胸に痛みが走る。腹部大動脈瘤であれば、腰痛や腹痛として出る時があります。ただし、こういった症状が出た段階では、すでに破裂してしまう危険性がかなり高くなっているということです」(同)
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