嵐・相葉雅紀『探偵貴族』初回2桁で関係者安堵「月9が延命できた」

デイリーニュースオンライン

フジテレビ『貴族探偵』公式サイトより
フジテレビ『貴族探偵』公式サイトより

 嵐の相葉雅紀(34)が主演をつとめるドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)の初回視聴率が、11.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)だったことがわかった。作家の麻耶雄嵩氏(まや ゆたか・47)の同名小説が原作の今作は、月9ドラマの30周年を飾る作品でもある。俳優陣は自身を貴族と名乗る謎の主人公の相葉をはじめ、武井咲(23)、松重豊(54)、生瀬勝久(56)、中山美穂(47)といった豪華な顔ぶれが脇を固めている。

 こうした状況でしっかりと“事前準備”を行った結果なのか、視聴率2桁スタートできたことで関係者もほっとしているようだ。ちなみに同枠で初回視聴率が本作同様2桁からスタートしたのは、2015年秋の『5→9 ~私に恋したお坊さん~』12.6%以来となる。特に前作までの『突然ですが、明日結婚します』『カインとアベル』に至っては連続でワースト初回視聴率を更新していた経緯を考えると、まずまずのスタートといえるだろう。しかしその一方で、「初回視聴率はあくまでも期待値」「2話からはもうお腹いっぱいかな」という声も囁かれているようだ。

「相葉や武井の演技力や、脇役陣の個性が強すぎるところが目につくという声が目立ちます。ただ相葉は、ここまで地に落ちた月9視聴率をなんとか力技で軌道修正するために抜擢されたようなもの。関係者は、演技力に関しては周囲も期待していなかったので想定内のようです」(芸能関係者)

■ジャニーズばかりが出演する月9の”数字主義”

 嵐効果を思う存分に利用したい制作側の思惑が透けて見える『探偵貴族』だが、3ヶ月という長い期間を、相葉の人気だけで乗り越えれるのだろうか。2話以降、安定した視聴率を保つことができるのかに注目が集まっている。

「制作サイドからすれば、この結果で『やっぱり知名度の高いジャニーズは数字が取れる』と局側の狙いは当たったといえるでしょう。本作が終了すれば夏からは、山下智久(32)主演の『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』がスタートするなど、今後も立て続けにジャニーズが主演を務めます。月9は昨今、低視聴率で批判が多かったため、ドラマの内容は一旦置いて、どんな手を使っても数字を稼いでいくという手法に出ている。今回の『探偵貴族』の2桁スタートで、”月9は延命できた”と喜ぶフジテレビ関係者もいます」(前出・芸能関係者)

 結果、相葉を起用することで局側の思惑通りに数字が出たため、今後月9でのジャニーズタレントの起用はますます加速することになるだろう。

「少なくとも今年いっぱいはジャニーズを起用し、視聴率の強化を図るかもしれません。しかし、大惨敗した『カインとアベル』の主演もHey! Say! JUMPの山田涼介(23)でしたが、こうした例も踏まえて幅広い年齢層に知られるアラサーのキャスティングに絞られていくでしょう」(芸能記者)

 月9がジャニーズによって黄金期を取り戻すことができるのだろうか。まずはドラマの中身を重視してほしいものだが果たして?

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
「嵐・相葉雅紀『探偵貴族』初回2桁で関係者安堵「月9が延命できた」」のページです。デイリーニュースオンラインは、貴族探偵相葉雅紀視聴率フジテレビジャニーズエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る