【プロ野球】ドカベン・香川伸行(南海)、赤鬼・マニエル(近鉄)ら個性派揃いの1980年の関西パ・リーグとは? (2/2ページ)
■ドカベン・香川の南海
オリックスが近鉄となる4月28日から30日の試合で対戦相手となるソフトバンクは1980年当時の南海ホークスのユニフォームで戦う。南海のユニフォームとしては珍しい縦縞のデザインだ。
1980年の南海は前期5位、後期6位、通年6位と低迷したためか、このユニフォームは1年限りで姿を消すこととなった。
この1980年は香川伸行が入団した年だ。浪商(現・大体大浪商)のキャッチャーとして甲子園で活躍した香川は、太った体型から「ドカベン」と呼ばれる人気選手だった。プロに入ってからもその体型を維持し、多くのファンから愛されるキャラクターだった。打てない、活躍できないときは真っ先に野次られることもあったが、それも人気がある証拠だろう。
■V3後の阪急
5月5日から7日の日本ハム戦で、オリックスは1980年から1983年の阪急ブレーブスのユニフォームを着用する。
このユニフォームは、それまでの黒のアンダーシャツを赤に変更。また、プルオーバー式からボタン式に変更されている。
その背景は、投手は毎回アンダーシャツを着替えるので、プルオーバーだと非常に面倒くさい。だからボタンに変えた、と『KANSAI CLASSIC 2017』プレイベントのトークショーで、山田久志氏(元阪急)が明かしていた。
1975年から1977年にかけて3年連続日本一を達成したように、この時代の阪急は強いイメージだが、1980年は10年ぶりのBクラスに終わっている。1981年に上田利治監督が復帰したものの、1981年が通年2位、1982年が通年4位、1983年が通年2位。「そこそこ強いが優勝には届かない」という成績だった。
KANSAI CLASSIC2017プレイベントのトークショー
■松坂世代の生まれ年
1980年といえば、松坂大輔(ソフトバンク)の生まれた年。今年、誕生日を迎えると37歳になる。松坂世代の現役選手には、和田毅(ソフトバンク)、小谷野栄一(オリックス)らがいる。自分が生まれた年のユニフォームを着てプレーするというのは、どんな気持ちなのだろうか?
そして、現在のユニフォームもまた、未来のクラシックイベントで着用されるのだろう。そのとき、未来の野球ファンが「あんな選手がいた、こんな出来事があった、見たかったな」とワクワクするようなプレーで、プロ野球の歴史を繋いでいってほしい。
- 矢上豊(やがみ・ゆたか)
- 関西在住の山本昌世代。初めてのプロ野球観戦は、今はなき大阪球場での南海対阪急戦と、生粋の関西パ・リーグ党。以来、阪急、オリックス一筋の熱狂的ファン。プロ野球のみならず、関西の大学、社会人などのアマチュア野球も年間を通じて観戦中。