生物が海から陸にあがった理由は目の進化だった可能性(米研究) (2/4ページ)

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わたしたちの仮説はこうです。ヤスデ、ムカデ、クモなどまだ手つかずのエサが陸上にたくさんいるのが、水中から見えたのがすべての始まりではないかと。その後、ヒレから手足が発達することになったのです
 ちなみに無脊椎動物は、わたしたちの祖先の脊椎動物より5000万年早く陸に上がっている。

 目が大きくなったことは重要なファクターだ。水面に目が出るだけで、魚は水中から見るよりも70%も遠くを見ることができる。目の大きさが3倍になれば、視界は100万倍にも広がる。これが、陸に生物がはびこる何百万年も前に起こった。

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・大きな目は水中でなく陸上で優位

 「大きな目は水中では役に立ちません。すぐ目の前にいるものに視野が大きく制限されるからです」と、シュミッツ。

しかし、大きな目は空中を見る場合はとても価値があります。進化の過程においては、相殺取引が生じることが多々あります。目が大きくなることによって起こる代謝の損失は果たして水生生物にとって価値があるのでしょうか? なにが決め手になるでしょう? それは、陸の獲物を探すことができることだと考えています

 結果的に大きな目になったとしても、水中ではそれほど視野は広がらないことはわかっている。実際、陸に上がった後であらわれた生物の中には、水中生活に戻ったグループもある。そうした彼らの目は現在の魚のようにまた小さくなった。

 この「陸生脊椎動物の誕生に先立つ視界の飛躍的な広がり」という論文は、米国科学アカデミー紀要(PNAS)に3月7日付で掲載された。
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