生物が海から陸にあがった理由は目の進化だった可能性(米研究) (3/4ページ)

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・視覚能力の向上により、認知能力を向上させていった

 視覚の能力があがったことで、手足をもつ初期の生物たちがより複雑な認識力を発達させることができた。

 視界が限られた水中では不可欠だった、瞬時に反応するスピードはそれほど必要なくなり、予測認知といった人間がもつ能力へと進化することになった。つまり、未来を見越した選択肢を比較検討して、戦略を選ぶ能力だ。

 マクルヴァーとシュミッツは、水中から陸上へ移行する前の時代、移行中の時代、移行後の時代の59の化石標本を調べた。

 そして、それぞれの生物の視界環境をコンピューターシミュレーションした。(例えば、昼間の澄んだ水や淀んだ水、昼間や夜間の水上など)それによると、目が大きくなることのメリットは、生物が水中からではなく空中を見ているときに実現できることがわかった。

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 化石の眼窩の大きさと頭部の長さを測って、そこから目の大きさと、その動物の体長を割り出した。すると、陸上に上がる前は、眼窩の直径は平均13ミリだったが、陸上に移行した前後のものは36ミリだった。

眼窩の大きさが3倍になるのに、1200万年かかったのです。この進化の時間のスケールの壮大さに驚きを隠せません

 ふたつ以上の学問分野にまたがって研究を進めることによって、マクルヴァーとシュミッツは、わたしたちの水生の祖先が広い視野で陸上に豊富な食べ物を見つけたことによって、情報のジップライン(高い地点から低い地点へ移動すること)をたどったことを示した。
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