ナダルが10度目の優勝、次は同10度目のタイトルを目指してバルセロナへ [モンテカルロ・ロレックス・マスターズ]

テニスデイリー

ナダルが10度目の優勝、次は同10度目のタイトルを目指してバルセロナへ [モンテカルロ・ロレックス・マスターズ]

 スペイン人対決となった「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/モナコ・モンテカルロ/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)のシングルス決勝。

 第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)は第15シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-1 6-3、76分の試合で破り、(オープン化以降の時代で)同一大会で10度勝った史上初の男子テニスプレーヤーとなった。

 ナダルはまた、クレーコートで50度目のタイトルを獲得し、アルゼンチンの偉人であるギジェルモ・ビラスに1タイトルの差をつけて優勝回数で単独トップに立った。

 さらに彼はキャリア通算で70タイトルとした。その中には14のグランドスラム・タイトルが含まれ、最後に優勝したのは3年前の全仏オープンとなっている。

 決勝後、ファンたちが今度はあなたの全仏優勝を望んでいるのでは、と言われたナダルは満面の笑みを浮かべて、「僕も本当にそれ(全仏のタイトル)が欲しいよ」と返した。

 30歳のナダルがこれまでのモンテカルロで敗れた唯一の決勝は、2013年のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対するものだ。

 「本当に素晴らしいよ。モンテカルロのような重要な大会で10回も優勝できるなんて、この気持ちを言葉で表現するのは難しい」とナダルは感慨を口にした。「今日はサーブがすごくうまく機能していた。またこの週を通してバックハンドが冴えていた。フォアハンドも日に日によくなってきている」。

 ラモス ビノラスは前年度覇者のナダルに対して脅威にはなれなかった。

 初めてマスターズの決勝に進出したラモス ビノラスは最初のサービスゲームで3本のブレークポイントをしのぐ内容で、次のサービスゲームでもすぐに0-40とリードされてしまった。ナダルは30分しかかからなかった第1セットをサービスエースで締めくくった。

 「彼はすべてにおいて少し上で、違いはご覧の通りだよ」とラモス ビノラス。「僕が(この対戦前に)最後に彼とプレーしたときの経験から、僕は彼がサーブを打つときがプレッシャーをかけるいいチャンスだと感じていた。でも今日の彼はすごくいいサーブを打っていると感じた」。

 ナダルは29度目のマスターズのタイトルを獲得し、ジョコビッチが持つ記録まであと1タイトルと迫った。

 今週行われるバルセロナ(ATP500)でも、ナダルは10度目のタイトルを目指して戦うことになる。ナダルが今大会以前に優勝したのは約1年前のバルセロナだ。

 その優勝以降、ナダルはタイトルから遠ざかり、今年になって3度の決勝に進んだが、全豪オープンとマイアミの決勝ではロジャー・フェデラー(スイス)に敗れ、アカプルコではビッグサーバーのサム・クエリー(アメリカ)に敗れた。フェデラーはインディアンウェルズ4回戦でもナダルを倒している。

「(このタイトルは)適切な瞬間にやってきたと思う」とナダルは言った。「ここで優勝したことは、僕にとって重要な前進の一歩だ」。(C)AP(テニスマガジン)

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