小さな巨人、スズキ・ジムニーが人々を惹きつける理由 (3/4ページ)
キャッチコピーは「Tough & Neat」で、直訳すると「頑丈でこぎれいな」という意味になります。初代のキャッチコピーでは「男の乗り物」と謳われていましたが、2代目では女性ユーザーの獲得も念頭に置かれていました。その意味で、この2代目はオフロードとオンロード性能の両立に心血を注いだモデルとなっています。初期モデルは引き続きジムニー55と呼ばれ、日本最後の2サイクル自動車として名を残しました。1982年には1,000ccモデルが、さらに1984年には1,300ccモデルが、そして1986年にはターボ車が追加され、ラインナップが充実します。
1990年には軽モデルの排気量がアップされ、660ccに。1994年に三菱から直接のライバルとなる「パジェロミニ」が誕生したことを受け、1995年にジムニーは大改良を加えられます。一番の変更点は、ジムニーとしては初めてコイルスプリング式のサスペンションが与えられたことです。これにより、オンロード性能が格段に向上しました。また、乗用車中心のラインナップに改められたこともトピックとなります。
■リアル4×4スポーツ、未だ高い人気を誇る3代目photo by スズキ株式会社ラダーフレームや前後リジッドアクスルの脚周りは継承しつつ、より乗用車ライクに仕立てられたのが1998年より現在も販売されている3代目となります。オフロードの走破性はそのままに、主にオンロードでの快適性を高めたのが特徴です。またデザインもモダンなものになり「ヨンク」というよりは「小さな本格SUV」といった出で立ちに仕上がっています。この意匠に関しても今回のモデルでは評価が高く、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した経歴があります。現行型も登録車タイプのものがラインナップされており、1,300ccエンジンを搭載します。
■なぜジムニーは高い人気を誇るのか?まずは、こちらの動画をご覧ください。
これは2014年2月に関東~東北地方を中心に襲った、記録的な大雪の夜の映像です。ジムニーが牽引しているのは、何と自身より何倍も大きく重量のあるトラック。これだけでも、このクルマのすごさが伝わってくると思います。