江戸時代グルメ雑学(1)「握り寿司」は江戸っ子が生んだファストフード (2/2ページ)

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で、でかい!!まるで具をのせたおにぎり

江戸時代の寿司の特色は、何と言ってもその大きさでした。一口で食べられる今の握り寿司と比較すれば2~4倍近いシャリにネタを乗せており、具を乗せたおにぎりのような形だったのです。後に、その大きさでは食べにくいと言うことで二つに切って供したのが、二貫ずつ出す寿司のはじまりと言われています。

寿司の人気が高まったのには、江戸市民に刺身などの鮮魚料理が好まれたこともありますが、職人や棒手振りなどの零細商人が多かったのも理由のひとつです。肉体労働に従事する彼らは、手早く空腹を満たすボリュームのある食事を求めていました。

また、野暮を嫌って粋なものが好きな江戸っ子には、手間取らずに食事が出来る握り寿司はピッタリの食べ物でした。おまけに、比較的安価にお腹を満たすことができたので、とても重宝されていました。

現代まで受け継がれる、屋台寿司の心意気

近代化を迎えて以降、握り寿司は肉食文化の導入や第二次世界大戦などにより、何度か断絶の危機を迎えますが、多くの職人と愛好者に支えられて現代まで受け継がれてきました。屋台で売られる寿司の姿は消えましたが、安価で美味しいという利点は回転寿司やパック寿司に受け継がれ、今も日本人の胃袋を満たし続けているのです。

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