杉田がガスケ相手に会心の攻撃的テニス、会場から“スギタ・コール” [バルセロナ・オープン・バンコサバデル] (2/4ページ)

テニスデイリー

バックのクロスラリーに関しては、正直、最初の数ゲームでこのままではまずいと感じ、どうやったらもっと僕がフォアを使っていけるかを考えた結果、散らしたりと、少しやり方を変えた。瞬時に戦術を変えて対応できたのはよかった点だと思う。バックで多少やられてしまうのは計算のうち。大事なところで、フォアでどうやって仕留めようかを考えて戦った」と杉田は振り返る。

 攻撃的姿勢と精神的粘り強さ---前日より相手のレベルが上がった分、攻撃をより徹底させた。

 「ちょっと途中打ちすぎかな、体力的に大丈夫か、という考えも頭をよぎったが、3セットなので飛ばしても大丈夫かと思い、攻められるときは思いきってガンガン前に入っていこうと努めた。それは昨日の試合から大きなひとつの課題だったから、その姿勢を最後まで貫いた」

 ただ強く打っても生半可なボールではガスケに切り替えされる。フォアの強打のコンビネーションで相手を振りつつウィナーを奪った杉田だが、そのショット以上に印象的だったのが、厳しい状況に追い込まれても折れなかった、気持ちの強さだった。

 第1セット4-4からの自らのサービスゲームで、杉田は目の覚めるようなフォアのウィナーとボレーで40-0とリードするが、そこからガスケがいぶし銀の粘りを見せ、好プレーを連発。杉田は逆にブレークを許し、第1セットを落としてしまう。

 その流れに乗って第2セットの第1ゲームでもブレークされた杉田だが、次のゲームではフォアの逆クロスに続き、前に出てスマッシュを叩き込む超攻撃的プレーによってブレークバックに成功。4-3からの第8ゲームでは辛抱を持ちながらもしっかり打ち込んでいくプレーで長いラリーも制し、最後はフォアをダウン・ザ・ラインに決めてセットを取り返した。

 「離されてしまうと相手に余裕が出てきてしまうので、こういう競った展開にもっていくのが最善だったと思う」と杉田。「3セットの中で精神的アップダウンはもちろんあったが、その中でも大事なところでしっかりくっついていけたというのが勝因。第2セットでワンチャンスをものにし、自分のペースにもっていけた」。

 しかし、真の山場は第3セットにやってくる。

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