後編も爆死確定?神木隆之介『3月のライオン』が賛否分かれるワケ (2/2ページ)
そんな上位3作品に敗北した『3月のライオン』後編を観たファンの感想はといえば、賛否両論だ。
肯定派は「後編の方が面白かった」「泣ける」と絶賛。否定派は逆に「(原作の)登場人物が絶対言わない、しないことがでてきて、悲しくなりました」「原作ファンの私は、この作品のとあるシーンがどうしても許せません。そのシーンを見たとき、悔しさと腹立たしさでいっぱいになり、むしろこの映画の鑑賞中で一番泣きました」などとハンカチを手に涙しそうな勢いだ。まるで親の敵に出くわしたかのように悲しむ要因は何なのか。
「後編、つまり“締め方”が下手という大友啓史監督(50)の悪いクセがやっぱり出ている。原作では順番に描かれるイジメ問題と父親問題を両方詰め込んで中途半端。おまけに主題歌『春の歌』を歌うのは、本家のスピッツではなく藤原さくら(21)。大人の事情タップリで、原作ファンの期待を後編で裏切る様は『るろうに剣心』の時に似ている」(前出・映画ライター)
予想外に不調な成績の映画『3月のライオン』。安易なアニメ・マンガの実写映画化の流れに一石を投じることになるのか。
- 文・安藤美琴(あんどう・みこと)
- ※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。