菊川怜の結婚を「祝・脱独身」の”セクハラ文言”でぶち壊したフジテレビ

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写真は「0(レイ)の法則―運をよびこむ女になる!」より
写真は「0(レイ)の法則―運をよびこむ女になる!」より

 おめでたい話も、伝え方を間違えると惨事と化す。4月28日に『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)で、アシスタントを務める女優・菊川怜(39)が、一般男性との結婚を発表したのだが、祝福どころかバッシングの声が上がっているのだ。番組はくす玉を使うなどして、祝福ムードを盛り上げて見せた。一見、どこにでもあるようなこの演出が業界内外から批判を招いている。

「オープニングで、菊川が司会の小倉智昭(69)に促されてくす玉の紐を引くと、中から『祝 脱・独身』と書かれた垂れ幕が下り、スタジオの両サイドからはゴールドのテープも噴射。小倉など出演者たちから拍手が送られるなか、菊川の結婚が発表されました。問題となったのは、『祝 脱・独身』という表現に漂うデリカシーのなさ。独身でいることを無意識でかわいそう、と下に見ている意図を視聴者は敏感に感じ取って、反感を買うハメになってしまった」(スポーツ紙記者)

 菊川の結婚は直前までスタッフにも知らされていなかった。よって、祝福の仕掛けは急きょ準備されたとのこと。小倉から花束を受け取った菊川は涙を浮かべ、その後、自ら、

「菊川怜は結婚しましたことをご報告させてください。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします」

 と頭を下げた。そう考えると、菊川に何の落ち度もないのだが……。

「お相手は、40代の一般男性とのこと。菊川は照れながらも“散歩デート”で愛を育んでいたなどと明かし、ネット上にもお祝いコメントが続々と寄せられていましたが、同時に番組の演出には批判が殺到した。関係者の間でも『あきらかに番組側のミス』と苦言がささやかれています」(テレビ局関係者)

■「素直に『祝・結婚』でよかった」

 昨今の独身女性が、ただ結婚していないというだけでどれほど窮屈な思いをさせられるか、は少し考えればわかることである。そもそも結婚してても不幸せな人はゴマンといるわけで、それなのに社会の結婚への同調圧力は意味もなく強い。

「ご丁寧に画面にも『ついに…“脱・独身”』とテロップが出ていました。本来、『脱』の後につけるのは『貧困』や『引きこもり』など、ネガティブなワードです。そのため、『独身』が悪いことかのような印象を与えかねない表現と言えます。素直に『祝・結婚』でよかったのではないか。視聴者もドン引きしていますが、完全に番組のミスとしか言いようがありません」(前出・テレビ局関係者)

 一方、番組では菊川が自ら“独身”をネタにしていたと振り返る場面もあったが……。

「たしかに、菊川は独身キャラやモテないキャラで売っていた部分もありますが、今年に入ってからは小泉進次郎衆議院議員(36)との関係もウワサされていた。結局、一般男性とゴールインしたので真偽は分かりませんが、上昇志向は強かったのかもしれません」(週刊誌記者)

 それなのに真逆のキャラを強いられていたのだとしたら、やはり菊川が不憫でならない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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