【プロ野球】急遽先発勝利の翌日に登録抹消…。横山雄哉(阪神)は「藤浪の代役」に甘んじてはいけない (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■チームメイトでもありライバルでもある

 同じチームの選手は、チームメイトでもありライバルでもある。同じポジションならば、誰かがレギュラーを取れば、別の誰かは必然的に控えにまわる。

 この状況は投手であっても変わらない。

 1軍の先発枠は、どのチームも最大で6枠しかない。この数少ない先発枠を競い、キャンプ、オープン戦と各選手はしのぎを削っているのだ。

■横山と藤浪はライバル以外のなにものでもない

 横山はキャンプ、オープン戦と結果は残してはいたが、6人の先発枠に入れずに開幕を迎えた。

 そして、ようやく4月23日に登板機会を得た。5イニングの投球だったが、しっかりと勝利投手の権利を持って、リリーフ陣に後を託した。藤浪の代役として、首脳陣の期待に応える結果ではあった。

 ただ、横山にとっては決して満足すべきものではなかったはずだ。いや、満足していてはいけない。

 同じ1994年生まれの横山と藤浪。これまでのキャリアは藤浪には及ばないが、藤浪は横山にとってライバル以外のなにものでもない。藤浪の代役で甘んじていてはいけないのだ。

 「藤浪の代役」と言われるのではなく、今度はローテを実力で奪い取り、主役としてマウンドに上がってきてほしい。

まろ麻呂
企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子供のころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。
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